●なんとか今週を乗り切った…イロイロな意味でタフだったが、手応えはあった。



今日は家族みんなで「もののけ姫」を見てました。

もののけ姫

●テレビでやるっていうから、ノマドヒヨコがすっごく楽しみにしてました。
●ところがドッコイ、このおハナシは難しい。人間の逞しい進歩への努力と、畏怖すべき神聖なる大自然の間に生じる切ない矛盾。その摩擦と軋轢の中でボーイミーツガール。エボシ御前がシシ神さまの首を撃ち落とした瞬間、ノマド「やっちゃいけないコトをシチマッタ!」と思わず絶叫。ヒヨコはコワいコワいとカオを突っ伏し、ノマドはクッション握りしめてマバタキも出来ない様子。番組終了後、あまりの虚脱に、その場でバッタリ倒れて寝てしまいました。
●今朝になってヒヨコ「もののけってナニ?」と聞く。「もののけ」「物の怪」だから「妖怪」って意味かなあ。ヒヨコ「もののけ姫はもののけをカブッテたオンナノコってイミ?」…いや彼女がかぶってたのは「物の怪」ではなく「モノの毛皮」であって、ソレはストーリー本旨とはあまりカンケイないだろう。

もののけ姫サン

(ファーファッションがお好みの、もののけ姫・サン。)



●クリスマスに向けてカウントダウンするお楽しみカレンダーってあるじゃん。

アドベントカレンダー

●こんなヤツ。ホントは「アドベントカレンダー」ってのか。その日の部分をペリッとめくるとイッコお楽しみが出てくる。でもコレってあくまでクリスマスだけの物件でしょ。

しかし、その「一月ヴァージョン」ってのを、ヒヨコが勝手に作ってる。

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●どうコレ?
●一月一日にはカガミモチの絵が描いてある。二日は…ロケット?「あのタケのとんがってるヤツかこうとおもったらシッパイしちゃったの」ああ門松のつもりね!あとはネコちゃんとかパンダさんとかヒツジさんの絵が仕込んであるという。…そんで1月5日のトコロだけマスがデカイ。ヒヨコにとって神聖な日だからだ。ジブンの「おたんじょうび」なのだ。ケーキの上にひよこさんが描いてある。「いちご 1がつ5にちはいちごのひ」とも書いてあるし。彼女の中には、ジブンはストロベリーな運命の下に生まれたという自負があるのだ。

●ということで今週は、バースディパーティだったわけだ。

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そしてヒヨコは、大量の「シルバニアファミリー」をゲットした。
●実はコレ、「シルバニア森のキッチン」@吉祥寺で売られた、1月2日初売り限定20個の「シルバニア福袋」。コレ買う為に、ワイフとヒヨコは朝から行列してました。中身も吟味できたようなので、イチイチチェックしながら選んだらしいけど、ヒヨコは大量の商品にアレコレ迷い過ぎて、結局ジブンがナニを最終的に選んだのか忘れてしまった!「フクブクロのナカミなにが入ってるかなー?ワクワク」……自分で必死に選んで、それを瞬間的に忘れて、そして改めて中身にワクワクできるって、ある意味スゴい才能だなあ。呆れるのを通り越して、尊敬するわ。
●で、実際中身を開けてみると、ホントにスゴい量のアイテムが出てくる!大小10アイテム!ワイフに聞く…おいおいおいおい、あのさコレマジでナンボした…?「でもね、コレは全部シルバニアの「青箱」っていって、イギリスからの逆輸入版だから元からスゴく高いの、コレ一個でも5000円くらいするの」いや言い訳はイイからひとまずナンボよ?「…一万円。」キタよ……ワイフは生粋のドールハウスマニアであるので、完全にヒヨコ側のポジションに立っている。ジブンでも楽しむつもりだ。
●しかし実際よく見ると、その細かいツクリ込みは、さすがドールハウス文化の根付いているイギリスならではの立派な水準でビックリする。1センチ四方の積み木箱には8~4ミリの積み木が詰まってるし、5ミリのカップケーキや7ミリのクレープ、6ミリのオレンジなどなど、細かいパーツが200個くらい出てきた。あまりに細か過ぎてボクは気分が悪くなるほどだったけど。そしてそんなシルバニアキットに囲まれて天国気分のヒヨコなのでした。

●そんな天然ヒヨコのアートワーク。
●非常に理屈っぽい気質のアニキノマドに対し、イモウトヒヨコは実に感覚的なオンナノコであり、天然チカラで駆動するイキモノであります。そんなヒヨコが紅白歌合戦を見ながらラクガキをしておりました。次から次へと登場する贅を尽くした衣装にインスパイアされたスケッチのようです。シルバニアの子たちもおります。

ひよこの紅白スケッチ

●ヒヨコ、このトリは…?「つる!つるがでてきたの!」ああ、鶴ね。鶴はオメデタイ生き物だからね。



で、今週のボクは、珍しくプログレなんて聴いてるんですよ。

YES「FRAGILE」

YES「FRAGILE」1971年

YES「CLOSE TO THE EDGE」

YES「CLOSE TO THE EDGE」1972年

●年末からボクのココロの健康は微妙に荒れている。すると聴く音楽にもソレが反映されたりするようで、普段聴かないようなモノに手を出したりするみたいだ。ハッキリ言ってプログレッシヴロックに関してボクは門外漢
●このプログレ世界の超ド級有名盤がナゼ今週のヘビロテになってるんだろう?多分「FRAGILE」の邦題「こわれもの」ってフレーズに揺らいだんだと思う。うん、ボクのハートは今かなり取扱注意。もう一枚「CLOSE TO THE EDGE」の邦題は「危機」。今週は完璧にテンパッテルもんなあ。イロイロな意味で危機だ。
●とか言ってるけど、このCDの内容がそんなにナイーブかっていうとそうでない。さすが超有名盤。ヘビロテに耐え得るキャッチーさがあって実に取っ付き易い。胃もたれ起こして何回も聴けないタイプの音楽ってあるけど、そんでプログレってジャンルは聴くのにそういう覚悟が必要な物件がままにあるけど、この二枚はそうじゃない。ポップとして十分な弾力性があって、実に楽しい。だから何回も聴いてるんですね。YES というプログレ大看板バンドの、一番幸福だった時期の作品という評判は、なるほど強い説得力がありますねえ。

YES に見出す GROOVE 感。
●プログレ世界では評価の定まったこの作品に、ボクがアレコレ言い足すコトなんてナイし、この音楽のどの辺がプログレッシヴ(=進歩的)なのか指摘するのもおこがましいので、そんな話はしません。でもボクは unimogroove と名乗ってるだけあって、基本的に GROOVE 感やダンスミュージック機能にコダワって音楽を聴いてる人間ですから、この二枚のアルバムが持つ GROOVE 感について語りたいわけです。あっ、クレグレも強調しておきたいんですけど、メチャ GROOVY ですわこの音楽。プログレってホントスゴく幅の広いベクトルに向けて進歩的であったもんだから、GROOVE 感で音楽を捉えるボクの感覚ではアタリハズレが激し過ぎるジャンル。がゆえに得意としないんだけど、コレは GROOVY です。そして好物です。

「こわれもの」は、全然壊れる気配のナイ強靭な足腰で駆動するロックチューン「ROUNDABOUT」で幕明けます。そして終幕を担う鉄壁の高速アンサンブル「HEART OF THE SUNSHINE」。この二曲ばっか聴いてる。前者は8分、後者は11分という長尺曲ですが、中ダルミさせない展開が楽しくてしょうがない。長い歴史を持ちメンバーチェンジも激しい YES のバンド人脈で中核の役割を果たしていたベーシスト CHRIS SQUIRE の高密度高圧力演奏と、後に KING CRIMSON に移籍する BILL BRUFORD のドラムが圧倒的。ソコに鮮やかな彩りを加える RICK WAKEMAN のキーボード(なんか色々な種類の楽器を駆使してるな、ハモンドオルガンからムーグシンセサイザー、メロトロンまで)がメチャ楽しい。STEVE HOWE のトリッキーなギターもスゲエユニーク。
●特に「HEART OF THE SUNSHINE」の、変拍子も駆使される緩急取り混ぜた複雑な展開が、ボクにはマスロックと同じニオイと受け取れるんです。高速かつ緻密なアンサンブルでガキッとキまるテーマが何回も立ちのぼり時空をギュッと緊張させると、アブストラクトなシンセ音響が漂うスローテンポ場面へと一気に弛緩する。この往復運動がスリリング。ジャズの要素が…と言われてるけど実は即興の余地がほとんど取れナイほどカッチリ作り込まれた構成美こそが真骨頂。アドリブを許さないバンドの一体感がマスロックを連想させます。
●オマケにボクのCDは、ボーナストラックで SIMON & GARFUNKEL「AMERICA」という曲のカバーを収録してるんですよ。当然込み入ったアレンジがなされてて尺は10分越え。「I'VE GONE TO LOOK FOR AMERICA」という有名サビフレーズが登場するまで3分以上かかるし、それが聴こえてもまさか S&G のカバーだと確信が持てなかった、偶然似てるだけの曲?と思っちゃったほど。ただし独特のファンクネスを弾き出す SQUIRE & BRUFORD のリズム隊の上でノビノビと特殊ギターを演奏する HOWE の技が実にカッコよく、それを乗り越えてようやく着地するキャッチーなサビボーカルの勿体つけ具合がこれまた最高。

「こわれもの」は8分越えの曲が3曲(ボーナス曲除く)で、あとは小品が6曲という内容なんだけど、「危機」はもっと極端です。18分の表題曲と、10分曲&8分曲の全3曲。長いなあ。曲少ないなあ。プログレってやっぱバランスを欠いてるよ。
●そんでですね、「わかっちゃねーなーコイツは」という批判を恐れず言ってしまうと、四部構成の18分大曲「CLOSE TO THE EDGE」や、やはり組曲構成の10分曲「AND YOU AND I」をスッ飛ばしてですね、最後のシンプルなロックチューン「SIBERIAN KHATRU」がダイスキなんですよ。それでも9分弱で展開も複雑ですけどね。リズム隊の打ち出す四ツ打ちビートにテコテコカシマシく絡む微分的ギタープレイの組み合わせがユニーク&スリリング。ポリリズミックな仕掛けもマブしてあるけど、そんなテクニックを無視しちゃえるダイナミックなグルーヴを評価します。コレ、非プログレリスナーのぶっちゃけ意見です。ただこの曲ならウマく使えばダンスフロアでも十分に破壊力を持つと思うんだよなあ。

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