さてさて、今日は、BECK のハナシをしたいんです。

I’M A LOSER BABY, SO WHY DON'T YOU KILL ME ?
オレは負け犬だゼベイビー、さあオレを殺してみろよ?
I’M A LOSER BABY, SO WHY DON'T YOU KILL ME ?
オレは負け犬だゼベイビー、さあオレを殺してみろよ?
 (「LOSER」1993年)

「ジャンジャンジャジャジャーん、ギューる。」間の抜けたスライドギターのリフが、ヒップホップ感覚でループされながら、ヘロヘロの小僧が支離滅裂なコトバを吐き出す。ラップのようにも聴こえるが、だらしなくてフザケてる。そして何よりも音質が悪い。リリックを訳してみたけど、ホントメチャクチャだよ。

チンパンジーの時代にゃ、オレはサルだった!
「味の素」を静脈にブチ込んで、ジャンキーから足を洗うゼ!
プラスティックの義眼と、スプレーで野菜に色塗り!
犬のエサを、ボディビルマッチョのパンストでごまかす!
ヘッドライトを切って、ギアはニュートラル!
負け犬を乗せたピカピカのレーシングカーと豪華クルーズ!
あのコは、カジノでビタミンD!
たくさんイスを拾って、ソファで寝る!
オレが狂ってワメいてると、誰かが言ってきた!
できちゃった結婚と、シャツのシミ!
オマエが呼吸してる全てを疑え!
交通違反しちまって、袖にはウジ!
闇の中で棍棒でヒゲを剃れよ!
食券だけを握って、トレイラーハウス村を焼き尽くせ!
ヨッ!終了!


でも、1994年のボクは、こんな曲に救われるような思いを感じたんです。

BECK「MELLOW GOLD」

BECK「MELLOW GOLD」1994年
●1994年のこのアルバムは本当に重要だ。ボク個人的にも、ポップミュージックの歴史においても。遠回しだけど、先日書いた FOO FIGHTERS ~ NIRVANA も絡んでくる。ちょっとボクの個人的な思い出に付き合って下さい。

●この曲を生まれて初めて聴いたのは、1993年の夏だったのかな…でもシチュエーションはよく覚えている。ボクはインカレサークル代表の座をセンパイから引き継ぐコトになり、つきあいのある関西方面の大学サークルへ新幹線に乗ってアイサツに行ったんです。…生粋の関東地方育ちであるボクは、初めて会う大阪のチームに少々ドキドキし、ボケもツッコミもできない自分は「コイツおもろないわー」となじられるんじゃないかと被害妄想的に思い込んだりもしてた。あ、ボク結構こういう思い込みが実際激しいんです。モトからね、ビョウキ体質だから。
●ただ、結局音楽系サークルの仲間、スゴくオモシロい音楽トークができてすぐ馴染めた。ミナミのレコ屋を何軒も案内してもらった。あ、あと今思い出したんだけど、先方のリーダーがおチビのカワイい女の子で、その子の関西弁がスゴくかわいかったのが一番ボクを安心させたんだ…当時はダウンタウンみたいな関西のイメージが強かったから。彼女、確か希望のレコード業界に就職したはず…今はナニやってるだろう。
●で、その最初のアイサツの場面の時、サークル部室でかかってたBGMがこの曲だったんですよ。すっごく覚えてる。当時はロックとヒップホップのミクスチャーってのが成功してる例ってとても少なかったし、フォークギターを荒っぽく演奏してるようなロウな音源をサンプルするなんてアプローチは誰もやってなかった。だから、とにかく斬新だった。ロックなのかヒップホップなのかもわからなかった。東京から一緒にやってきたボクのセンパイすらもが気になったらしく、思わず曲名を尋ねてしまったほどだ。「あのさ、この曲、誰の?」「あ~コレですか? BECK っていう人の「LOSER」って曲なんですけど、アタシもよくわかんないんですー」なにしろこの段階ではインディレベルの流通、しかもネットメディアも発達してないので、正体不明の新人はホントに正体不明のままだった。BECK というオトコの正体が明らかになるのは、1994年のメジャーデビューアルバム「MELLOW GOLD」(もちろん「LOSER」を一曲目で収録)がリリースされてからであった。


なぜ今この曲、そして BECK に注目したいと思ったのかというと…。
ボク自身が「負け犬」だからです。そしてボクの世代が「負け犬」。「オレは負け犬だゼベイビー、さあオレを殺してみろよ?」


年末年始にかけて、ボクは世代論マーケティングの勉強をしてたんです。仕事でね。
●…この辺の分析は広告業界周辺で活発に研究されてるし、実際そのへんの資料もホンも参考にしてて…でもジブンの仕事の数字実績とどのようにリンクするのかどのように活用すべきなのか、コレがピンと来ない。イヤイヤ、経験的な皮膚感覚はシッカリあるつもりだけど、明確な理論的裏付けがない。
●だから今のプロジェクトになんのデータが必要かってコトから一人で考え始めて、イロイロな部署からデータやグラフを借りて、そんで結局、それこそ様々な世代の一日の行動様式を15分単位で算出するような(26.3%の35歳女性が8時15分までに外出/出勤するってトコまで探り当てる)細かいデータ作りにまでツッコむハメになった。あ、しかも予算ゼロだから全部ボクのソロ活動…外注したらナンボかかる?
●だからですね、マジで安定剤をモリモリ飲みながら、カイシャの外のドトールで午前中の会議ゼンブサボってズーッとエクセル文書を眺めメモを書き留めるような生活をしとったんです。…ボクが会議をサボってドトールにいるというコトはその後バレてしまい、最近はベローチェに場所を変えてたりもして。夜は夜でジブンのデスクで表計算しまくる。ジブンの推測と計算値が重なると、ヨシ!ドンピシャ!と楽しくなっちゃったりもする。予想が外れたら、ナゼ外れてるか理由を突き止めるためのデータをイロイロな人にメールして探す。「ご希望の資料、ちょっと違うかもだけど似たのがあります。あ、それとその辺詳しいハナシがこんな本に書いてありますよ」「2005年の調査になっちゃうけどイイ?ホントは新しいのがイイよね?それとこの前渡したヤツはもっと新しい2009年版が見つかった」皆さんありがとうございます!
●そんで今週、やっとこのデータをまとめあげ、そのデータに裏付けられた戦略プランまで練り上げて、ガツッとプレゼンブチカマしたんですよ。エラい人も「なるほどなるほど」ってハナシ聞いてくれし、フーッ!コレで一区切りだぜ!と思った……んだけど、トップの上司が「コレはコレでいいんだけど、コレとはちょっと違う別の考え方で戦略を分析してほしいなあ」……あらそうキマシタか!いやーシレッとおっしゃいますけど、それチャブ台ひっくり返す勢いの発言すよ!でも構いません気合い入れ直すまでですから!……ということで、ボクのドトール/ベローチェ生活はまだしばらく続くコトになった。あのブレンドコーヒーをボクは何杯飲めばイイのか?


●ま、そんなコトはどうでもよくて。


「世代論」を考えるってコトは、様々な年齢の人が経験してきた人生史をなぞる作業なんだよね。団塊の世代の人生史には、終身雇用と高度経済成長があって、素朴な東京・アメリカへの憧れ、郊外にマイホームを建てることが目標ってのがある。コレ始めたら長いからもう書かないけど。
●ただ、50歳代、40歳代の上司たちにプレゼンする時、アレコレの質問を浴びせかけられる時、常に微妙なズレを感じる。この人たちはいわゆる「バブル世代」で高度消費社会を謳歌した世代。ソレはボク自身がバブル以降の「ロスジェネ世代」であるからという違和感と、同時にそれだけじゃないナニか別の違和感を感じる。
●そもそも、「世代論」のような広告業界的マーケティング手法そのものが80年代バブル世代が生み出した思考様式(糸井重里みたいなスターが広告分野から生まれたとか)。実は21世紀を分析するのに有効な手段でなくなっているのでは?とすら思えるんだ(雑誌「広告批評」廃刊とか)。だって60年代は政治思想(支持政党/左翼右翼ノンポリ)で集団がグループ化されてた時期なんだよ。今の世の中はそんなじゃ分析できないじゃん。
●だから、きっとドコかで広告業界アプローチも10年代において機能不全を起こしてる。ロスジェネよりさらに若い世代、「IT世代/ゆとり教育世代」には全く新しい別の分析様式が必要な気がするんだ。まだワカンナいけど……例えば、年齢ではなくメディア接触様式でグルーピングするとか。ソコはナゾ。ボクだけがザラリと感じる理論的裏付けのナイ感触。


●でも、この仕事のナカで、自分の人生史、世代論でいう「団塊ジュニア~ロスジェネ」のど真ん中とされる36歳としてのボクはナニモノなのか、という問いに直面しなくてはいけない場面があった。たった4歳差程度なのに、40歳「バブル世代」とはまるで思考様式が違うし、自分の両親の世代とも違う。今の部下の20歳代とも違うんだ。

ボクは「負け犬」だ。
●80年代の学歴競争社会で育てられたのに、90年代バブル崩壊/就職氷河期に晒され約束されてたはずの終身雇用は壊れていった。そして社会人生活を十数年続けていながら、無為のままに00年代の低迷を許し、社会を明るくすることも出来なかった。団塊世代/バブル世代のように「昔はよかった」という経験がないので「負けた」という思いが強い。その「昔はよかった」を100%知らない20歳代以降は「負けた/勝った」という意識がない。ボクらだけが「負けた」世代なのだ。

バブルという時代は、高度消費社会の頂点というだけあって、消費しなくちゃ楽しくない時代だったんです。
●つまり、カネがあれば楽しいけど、カネがなくては何にも楽しくない!90年代前半を高校生~大学生として過ごしたボクに、カネがあるか?あるわけないでしょ!あの当時は「アッシー」「メッシー」とか言って、オンナノコとデートするにも自動車からレストランまで全部オトコの負担が当たり前だ!その上ヴィトンシャネルだを買ってオンナノコにプレゼント出来るか?ボクは酒が一滴も飲めないが、一気コールでどれだけ酒が飲めるか、どれだけ高級なワインを飲んだことがあるか、結果ナンボお酒にカネを突っ込むかが自慢のタネになる。そんな時代が楽しいと思えるか?!ハッキリ言ってボクは「バブル時代」がダイキライだ!金持ちだけが楽しい社会など、もう一度来ると言ったら拒絶するね。なにが「ITバブル」だ、あの当時20歳ソコソコの小僧が小賢しくも「バブル時代って文化的にもアリだと思うんですよ」とヌカした時はマジでケチョンケチョンにしてやった。オマエはただの菊池成孔カブレだ!あの時も結局堅実な人だけが生き残った。

●そんな時代状況が、バブルに乗れないボクら時代の脇役を、グランジ/オルタナティブロックのようなイビツで崩れた表現に引きつけた。だから NIRVANA KURT COBAIN がヒーローになり得たわけだ。SONIC YOUTH PAVEMENT のように、自分たちの価値基準で自律自足するアーティストに魅せられたのだ。ボクらはバブルに踊らされない。地に足をつけた連中だけを信じる。…ボクの調査レポートにも書いてある、「団塊ジュニア~ロスジェネ」:オリジナルの価値観で自分独自のベストライフを。堅実志向で情報を取捨選択する。メディアに冷静。ちなみに「バブル世代」:情報感度の高さは今も衰えず、最新のスタイル/流行に敏感。ハイランク志向でややミーハー。他人よりもベターライフ。
●しかし、1994年4月。KURT COBAIN が死んだ。あの喪失感は若かったボクにはデカかった。自分が「負け犬」だってコトはわかってた。それでも、そんな「負け犬」でもヒーローになれるチャンスがあるって信じてた。その象徴が KURT COBAIN だったのだ。でもそんな彼に死なれちゃったらどうするよ!この先マジでお先真っ暗じゃん!やっぱ「負け犬」は負けたままか?
●話が回りくどくてホントにゴメンナサイ、そこで BECK なんですよ。この「MELLOW GOLD」のリリースは1994年3月。KURT 自殺の前の月。レーベルは GEFFIN NIRVANA と同じ(ちなみに SONIC YOUTH も)。BECK は、本当にドンピシャのタイミングで KURT COBAIN とスッと入れ替わるように登場したのんですよ。しかもこのタイミングで、ヤツはこう叫んだんですよ!「オレは負け犬だゼベイビー、さあオレを殺してみろよ? オレは負け犬だゼベイビー、さあオレを殺してみろよ?」もうね、偶然にしても出来過ぎてる。社会のスミッコからそのままのスタイルでスターダムにのし上がった KURT COBAIN が周囲の無理解の中で死んでしまった(殺されてしまった、と言い換えてもイイ)のに対して、もっとデタラメな表現手法でだらしなくラップする白人のコゾウ BECK は完全に開き直って言い放ったのだ。「オレは負け犬だゼベイビー、さあオレを殺してみろよ? オレは負け犬だゼベイビー、さあオレを殺してみろよ?」オマエらなんかに理解されようとは思わない、負け犬のママで結構だ、殺すほどの価値もない。それがどうした上等だ。コレ以上のチカラ強いメッセージはなかったし、「負け犬」「負け犬」のママでイイんだ肩肘張る必要なんてねーんだよと、ボクらに教えてくれたのだ。コレが BECK のファーストアルバムの歴史的意味。


BECK「ODELAY」

BECK「ODELAY」1996年
BECK というオトコがナニモノかが、この段階からだんだん分かってきた。本名 BECK HANSEN。オジイさんが AL HANSEN という前衛芸術家とのこと。このジイさん、1960年代のアートシーンを席巻した芸術家集団フルクサスのメンバー。オノヨーコフルクサス一派だからね。そんなアートな血筋に生まれたが、本人はロサンゼルスのチカーノ系エリアで育ち(BECK 自身は血筋で言えば北欧系だよ)、高校をドロップアウトしてからはギター片手に放浪生活。ヨーロッパからニューヨークまでをフラフラ。ヤケクソなフォークシンガーとして、どんなトコロでも歌うウザイガキだった。「長距離移動のグレイハウンドバスの中でライブをしたことがあるぜ、ガンズのカバーをしたんだ」ってハナシをどっかで聞いたことがある。ソレって人目を気にせずバス車内で突然ウタを歌い出すイタいヤツってことじゃん。
「LOSER」は住所不定の BECK がトモダチの家に転がり込んでた時に、サンプラーをゴチャゴチャイジくって作った曲だったはずだ(記憶不確か)。ある意味では偶然の産物。その証拠に「MELLOW GOLD」ではリズムマシーンやサンプラーを使った曲は「LOSER」以外では「BEERCAN」という曲だしか見当たらず、あとはヤケクソなフォークソングばっかだ。…厳密にはポストパンク状況で生まれた、アンチフォークってスタイルらしいんだけど。
●しかし、このサンプラーを使ったヒップホップのミクスチャー感覚に手応えを感じたのは事実だ。この領域に BECK はもっと突っ込む決意をする。新たに手を組んだのはプロデューサーチーム THE DUST BROTHERS。BEASTIE BOYS のセカンド「PAUL'S BOUTIQUE」1989年を制作した連中だ。この後には映画「ファイトクラブ」のサントラなども手掛ける。
●コレが世界のシーンの未開拓領域を切り拓く傑作になる。「負け犬」スタイルが実に90年代らしく高度に洗練されていく。チャーミングで気取らないマヌケさ加減。やる気があるのかないのかワカラナイそっけないボーカル。ソレでいてポップなサンプリングセンスが絶妙。技術は取り入れつつも、換骨奪胎してラップとかヒップホップとかはカンケイないトコロに到達した新型ポップミュージック。…今聴くと、この手法は普及し過ぎてて新鮮に聴こえないかも知れないけど、リアルタイムでは大変な事件だった。こいつタダの「負け犬」じゃねえ。新時代の「負け犬」だ。

BECK「THE NEW POLLUTION」

BECK「THE NEW POLLUTION」1997年
「ODELAY」からカットされたシングル盤だ。リミキサーがユニークだったので買ってみた。なんと APHEX TWIN がアルバム一曲目「DEVIL'S HAIRCUT」をリミックスしてる。90年代という時代を切り拓いてった天才同士のコラボだ。「RICHARD'S HAIRCUT」と曲名を変えちゃってるんだけど、うん、なるほど、原型がほとんど残ってない。ボーカルトラックを2倍速再生して、APHEX TWIN 自身が開発した様式ドリルンベースに再構築されちゃった。


BECK「MUTATIONS」

BECK「MUTATIONS」1998年
BECK は、ギター一本でウタを歌うフォークシンガーからキャリアを起こした男なので、基本はアレンジとは関係ない部分でウタゴコロを大切にする。このアルバムはヒップホップミクスチャーやダンスミュージックのアプローチからグーッと引き下がって、実に内省的な表現に向かった作品。あの「ODELAY」のニギヤカなサンプルマジックを期待するとスパーンとスベル。ぶっちゃけ、「ODELAY」第二弾を期待してたリアルタイムのボク自身がスパーンとスベッた。見事ウラをカカレた。
●フォークのアプローチとは言いつつ、バンドを駆使した甘美なサウンドデザインがサイケデリックにさえ感じられる、不思議な穏やかさに包まれている。参謀として加わったプロデューサーは RADIOHEAD などを手掛ける NIGEL GODRICH。この男、その後の BECK にとっての重要人物に。結果、ヤケクソ小僧が少し成長した。イヤ、しっかり成長した。
●この年のフジロックに、BECK は参加。ボクもこの時に初めて BECK のパフォーマンスをみた。1998年のフジロックはまだ2回目。苗場に定着する以前で、なんと東京湾岸、豊洲エリアで行われた。現在、築地市場の移転候補地になってるバショだ。ドコもフジじゃないね。ま、苗場フジじゃないけど。一日目のオオトリ一個手前。ちなみにオオトリは BJORK だった。
BECK がどんなライブを見せるのか期待して思ってたんだけど、なんか大幅に予想を裏切られた。サンプラーとかでガッツリ作り込んだトラックで歌うのかなーなんて思ってたら全然違う。大所帯のださいメキシカンバンドみたいなのを連れてきて、ドカドカ賑やかに演奏しまくる。そんで本人もCDで聴かせるような低いボソボソ声じゃなくて、超ハイトーンボイスで歌いまくる&踊りまくるんですわ。ぶっちゃけ、やってる曲はほとんど聴き覚えがなかった。アレンジを大幅に改訂してるのか?リアルに未発表の新曲なのか?でも全然退屈しなかった。最高に楽しかった。「LOSER」を演奏してもソレが沈むほどにライブ全体がハイテンションだった。BECK 本人はこの「MUTATIONS」のジャケどおり非常にキュートな好青年で、しかもプレイボーイのウサギマークのシャツを着てて、猛烈にサービス精神満載で、ホントにオレ音楽大好き!って全身で表現してた。ザッツ・エンターテイナー。
●英語のMCだからうまく理解出来なかったけど、多分彼はステージでこんなコト言ってた。「海に夕日が沈んで行く。なんて美しいんだ。東京はなんて美しいんだ。このステージで、フジロックで演奏出来て本当に最高な気分だ!」豊洲の会場は東京湾に面してて、その上をレインボーブリッジが走ってる。そしてちょうどソコに夕日が沈んで行くんだ。その時さっと巨大モニターに映し出されたステージ上 BECK 本人目線からの風景は本当にキレイで、10年以上の時間が経ってもその記憶は鮮明に残ってる。そしてボク自身が、この東京という街をとても誇らしいと思ったコトもよく覚えている。


BECK「MIDLITE VULTURES」

BECK「MIDLITE VULTURES」1999年
豊洲フジロックのパフォーマンスは、このアルバムのために準備されてたスタイルだったのか、と知ったのは苗場で初めてのフジロックが行われた99年暮れの、このアルバムのリリースタイミングだった。ここに収録されてる音楽が豊洲でやってた曲と同じかどうかはわからないが、やってる気分はまんま反映されてる。ホーン隊を従え、バンジョーをかき鳴らし、声が裏返るまでハイトーンへ歌い上げて行く。シングルカットされた「SEXX LAWS」はそういう曲だ。サンプルも使ってるかもだが、基本は人力で弾き出すゴッダ煮ファンクロック。そして強烈なバカサワギ感。楽しいぞコレは!イギリスでは FATBOY SLIM が世界制覇へ驀進してた時期だ。その人力版を BECK は目指してた。…しかしホントに引き出しが多い人だ。フォークからヒップホップ、ソウル/ファンク、テクノハウス、エレクトロ、ブラジル、チカーノまで貪欲にジャンルを横断してソレを全部自分の血肉に置き換える。そして新技ウラ声ファルセットが PRINCE みたい。ちなみに二曲で THE DUST BROTHERS と共闘。
●ジャケットのケバケバしいケミカル感覚ムキダシのアートワークは、日本が世界に誇るアヴァンギャルドバンド BOREDOMS の中心人物・山塚アイが担当。日米の「負け犬」「負け犬」のスタイルを研ぎ澄ますことで新しい世界基準の下に結びついた瞬間。


BECK「SEA CHANGE

BECK「SEA CHANGE」2002年
●時代の区切れ目を乗り越えて、2002年。そんでまた NIGEL GODRICH と組んでスローテンポで内省的なアルバムを作った。カレ、回遊魚のように正しく循環するんだよね、THE DUST BROTHERS と組むダンスアルバムと、NIGEL GODRICH と作るスローアルバムの間を。でコレが2巡目だ。……正直このアルバムはリアルタイムではあまり聴かなかった…ちょっとメランコリックすぎる。ボソボソ系のボーカルに戻っちゃったし、アレンジに斬新なトリックが見出せなかった…。
●実はコレは彼の失恋傷心アルバムなんだって。長年付き合ったガールフレンドと別れたコトが大きく作品に影を落としているという。……そうか。そういう事情なのね…。いやコレ今回聴き直して印象変わったんです。このボクが個人的に抱える自律神経失調症状況の中で今聴き直すと、この繊細さが実はシットリと優しいんです。キツい仕事のアトで「もうダメだ」とうつの深遠に落っこちそうになる時、典雅なストリングスアレンジが見事に精神のササクレを慰めてくれる。一曲目「THE GOLDEN AGE」四曲目「LONESOME TEARS」がツボ。その他にもイイ曲がイッパイ。「SUNDAY SUN」の諦観を通り越した清々しさも涙チョチョ切れ。ボクがビョウキで痛まなかったら、このアルバムの良さには気づけなかったな。
●ツアーは、たった一人のアコースティックライブと、THE FLAMING LIPS をバックに従えたスタイルの2つが行われたそうな。THE FLAMING LIPS ってのはなんか興味深いなあ。あのバンド大好きだ。このアルバムのアレンジをよりふくよかにするに違いない。


BECK「GUERO」

BECK「GUERO」2005年
THE DUST BROTHERS と仕事する時間が来たぜ。「ODELAY」で連中に潜在能力を覚醒させられた BECK「MIDNITE VULTURES」では自分一人でやってみようと思ったのか、ダスト兄弟と組んだのは2曲だけ。しかし、「MELLOW GOLD」をブチカマして10年経ったこのタイミング、プライベートでは失恋を克服して新しい女性と結婚&子供が誕生、もう一度ガッツリダスト兄弟と組んでオレの音楽を更新してみせる。そんな気合いに満ちあふれた作品。スローとダンスの両方をハイブリットしたサジ加減が新境地。
●多分、ダスト兄弟も進化した。トラックはサンプラーやシーケンサーを駆使しつつも、バンド演奏に見劣りしない見事な粘りを醸し出すファンクになってる。ヒップホップのテクニックをこんなに盛り込んで、全くヒップホップに聴こえない。そんなビートの上で、BECK は自由に歌う。ソレはラップにもなればフォーキーなブルースにもなり、NIGEL GODRICH とやってたような音楽だってやりこなす。ギターをフランクにつま弾き、ブルースハープだって吹く。
「GUERO」というタイトルは、チカーノ・コミュニティで育った彼のアイデンティティを示す。「GUERO」はスパニッシュで「白人のボウヤ」という意味のスラングだ。少年時代の BECK 自身が、街を歩くだけでよく声をかけられてた。「おいゲンキか?そこのグエロ!」白人のクセしてチカーノ社会に育ったが故に、彼は自由に音楽ジャンルを越境して、ロックやフォークをヒップホップやラテンビートと合体相対化してジブンの表現にしてしまう。
●共演者にも言及。トモダチ付き合いをしてる THE WHITE STRIPES JACK WHITE が1曲でベースをプレイ。ダスト兄弟つながりで、BEASTIE BOYS がクレジットに入ってる曲があり、そっからまたつながって、BEASTIE のキーボーディスト MONEY MARK が1曲でオルガンを弾いている。この作品のリミックスアルバム「GUEROLITO」では、やはり BEASTIE の一員 AD-ROCK がリミキサーに加わってる。他には EL-P、DIPLO、BOARDS OF CANADA、AIR など。エレクトロニカ系ユニットから、アブストラクトヒップホップまで網羅。DIPLO のその後の大活躍を考えると、目の付けドコロがよ過ぎる。


BECK「THE INFORMATION」

BECK「THE INFORMATION」2006年
●はいはい、その通り。今度は NIGEL GODRICH の出番だ。三回目のローテーションだ。つーかほぼ切れ目なくリリースされたこのアルバム、実は前作「GUERO」とほぼ同時進行で制作されてたらしい。だって制作開始が2003年というからね。難産だったようです。
●でもその仕上がりは実に軽やか。「GUERO」ダスト兄弟の芸風だけじゃない持ち味をもったように、この「THE INFOMATION」NIGEL の芸風であるメランコリックな音響モノだけじゃなくなった。むしろダスト兄弟を連想させるビートミュージックが満載だ。 調べると、なんと NIGEL から持ちかけたらしい。「今度はヒップホップを作ってみたいんだ」。へ~。そんで BECK は言う。「ある意味じゃヒップホップだし、ある意味じゃそうじゃない。今まで NIGEL と一緒に作った内省的な音楽もヒップホップもある。そしてその2つを統合した新しいモノがあるんだ」
●その NIGEL 風のヒップホップをタップリ賞味。「NAUSEA」のズムズムモサモサしたビートは21世紀版「LOSER」とも言えるような、洗練されつつも漂泊され切らない荒々しいファンクが宿っててカッコイイ!BECK のビート感覚や低い声が元来持ってるホコリ臭いニオイは、ボクの好きなミドルスクールヒップホップにもつながる感覚がある。ただし、トラックが踊ってても曲によっては BECK 特有のメランコリー漂うウタゴコロが切なく響いてる。そして、ソコに差し込まれる不思議な音の破片がユニーク…結果として実にワザアリ。ポップに聴こえるが聴き飽きない仕掛けが目一杯。
●プロモビデオも楽しい。このアルバムのプロモは MICHEL GONDRY などがガッツリ入って制作してるからドレもワザアリです。低予算だけど、それなりの楽しみと味がある。ボクが ITMS からオトした「NAUSEA」のPVは、BECK 本人は完全不在でスケーターが街中を気持ちよくスベリまくるバージョン(この曲のプロモは数種類あるらしい)。そんで iPod に入れて見てたら息子ノマドがソレに大関心、なんとスケボーを買ってくれと言い出したのだ。…うわーオマエ自転車もギリギリじゃん…ボクに似て運動神経イケテナイからなあ…なのにスケボーとか言ってヘイキなの?とは思いつつも、「遺伝的に見てオマエにはスケボー無理」というのは理不尽なので子供用スケボーを買ってやったのだ。コレ2年以上前のコト。
●で、そのスケボーは、完全にボクの予想通り、速やかに玄関の片隅でさみしく忘れ去られた存在となってしまった。しかしつい先日、ヒヨコが一輪車を買ってもらって練習を始めた時、ノマドは自分のスケボーの存在を思い出し、引っ張り出して滑ってみたという。そしてコレがなかなかうまくイったようで、本人大満足。「オレおおきくなったから、なんかスケボーのれるようになってた!」まー実際どれだけ乗れてるかはボクは見てないけどさ。じっくり目指せスケーター。……とっとっと、完全にハナシが脇道にそれた。
●今クレジット見て気づいた…。BECK はありとあらゆる楽器を演奏してる。アコギ、エレキ、メロディカ、ピアノ、オルガン、プログラム、スクラッチ、ベース、シタール、ハーモニカ、カリンバ、ドラム、グロッケンスピール…。マルチプレイヤー。そんで最後に GAMEBOY って書いてある。あ、ゲームボーイも楽器なんだ…。どんな音をどうやって使ってんだ?


BECK「MODERN GUILT」

BECK「MODERN GUILT」2008年
●で、今んトコの最新作。順番としてはダスト兄弟…のはずが、別人です。ココでローテーションが破れた!今度のパートナーはヒップホップのトラックメイカー DANGER MOUSE。元 GOODIE MOB の個性派MC CEE-LO とユニット GNARLS BARKLEY を構成してる奇才。出世作は伝説の「THE GREY ALBUM」THE BEATLES「THE BEATLES(通称 THE WHITE ALBUMから勝手にサンプルした音源でトラックを組み、JAY-Z「THE BLACK ALBUM」のラップパートを乗っけてしまった、驚異のマッシュアップアルバム。コレ聴く機会があれば是非チェックを!特にビートルズを愛してる人、衝撃を受けますよ!そうキタか!的な荒技がスゴいから。ボクは笑いました。もしかしたらハラ立つ人もいるかも。そんなヤツを参謀に迎えてしまいました。
●しかし、内容は全然ヒップホップになってません。あくまで BECK 独自のビートミュージック。一瞬60~70年代のフォークロックにも聴こえる「CHEMTRAILS」を始め、音のザラツキ具合が21世紀のモノと思えない。この鳴り/古めかしい空気感を録り収める DANGER MOUSE ってマジでナニモノ? ホントヒップホップのトラックメイカーなの? ビートルズの音源の生々しさを損なわずにループミュージックに変換したセンスは、やはりタダの思いつき一発屋とは一線を画す腕前。一方でメロディ含めニューフォークな音響が鳴るのにビートだけは高速ドラムンベースという楽曲「REPLICA」もビビる。そしてボソボソしてた BECK のボーカルに、枯れた侘び寂びが漂ってきた。
●クレジットに見当たらないので見過ごしそうになるけど、二曲で女性シンガーソングライター CAT POWER がバッキングボーカルで参加してます。アメリカンインディシーンの良心とも言えるレーベル MATADOR で活動する彼女は非常に注目すべき存在だけど、この場においてはハッキリ言って存在感全然ないッス。

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●2009年に来日した BECK。プロモーション来日だったのかな?写真はラジオの取材の時の写真。確か「R25」のインタビューも受けてた。内容は全然オモシロくなかったけど。イツモの長髪がサッパリしてて、アンディ・ウォーホルとイメージがダブってると思った。これで39歳。枯れた味わいが成熟を表す。


BECK のキャリアは、信頼のおけるプロデューサーと彼自身のハイブリットな音楽感覚でドンドン洗練されてゆき、ポップミュージックのフロンティアへどんどん突き進んで行くカタチのモノになった。コレがメジャーデビューの「MELLOW GOLD」から最新作「MODERN GUILT」の流れ。
●しかし、やっぱり彼の芯には、「負け犬」としてのクソ根性が常に備わっている、とボクは思ってる。ジブンのスタイルに実直で忠実。周辺の評価にも惑わされない。コレが彼をホンモノにしている。だから敢えて、もう一回最初の1994年に立ち戻って、彼のインディ音源に迫ってみたい。
●そしてソコで強調したいのは「ロウファイ」というキーワード。


BECK「STEROPATHETIC SOUL MANURE」

BECK「STEROPATHETIC SOUL MANURE」1994年
●シングル「LOSER」の予想もしないブレイクで一気に注目を浴びた BECK は、メジャーと契約を進める一方で、1994年の一年だけでインディアルバムを二枚もリリースしている。「MELLOW GOLD」と合わせれば、一年で三枚のアルバム量産だ。コレってスゴいでしょ。コレは若い彼がデビュー以前に温めてたストック楽曲なのか? でも25歳にならない彼が、しかも放浪のヒッピー野郎が、ソコまで準備出来てたか? では彼が天才で無限に曲をひねり出すコトが出来たのか? ボクは別のカラクリがあると思う。ヒントは1994年ならではの「ロウファイ」状況だ。
●最初に言っておくと、このアルバムは280円程度で購入した。でね、マジで内容がその程度のモンなわけですよ。90年代の「負け犬」側の気分は、ホントにデストロイに荒廃し、ホントにヤケクソだったので、80年代的洗練から100万光年くらい離れたいという気持ちでイッパイだったと思う。そんな気分を象徴したのが「グランジロック」だし、NIRVANA であった。しかし、その NIRVANA がメジャーで活躍してる時点で、インディシーンは更なる深みにハマってた。それを「ロウファイ」と呼ぶ。ボクとしては常識用語だけど10年代に突入した今では死語ですから、敢えて丁寧に説明します。
あまりに粗雑な録音環境と、技術の拙さップリと、ステバチなヘタウマテイストが究極まで突き詰められて、楽曲としてコレは成立してないんじゃナイの?というレベルに至った表現をですね、敢えてリリースし「買えるもんなら買ってみやがれ」なんて姿勢に立っちゃうのが「ロウファイ」。そんな考え方がフツウに存在してた。パンク革命が完全に浸透し、DIY精神が極致まで進んだ結果、四畳半でカセット録音したようなダメダメ音源でもアリじゃねえの?的な発想が、フツウに存在してたのだ。BECK の初期音源はまさしくそういうシロモノで、耳障りが最悪なデストロイ音楽だった。ホントにポンとひらめいたアイディアをそのままガリガリ鳴らしてそのまま終了みたいな感じ。で、ほとんどがただのワルフザケにしか聴こえない。こんなんだったら大量生産も利くわけよ。このテのアーティストがホントたくさんいて。ちょっと名前出す? DANIEL JOHNSTON でしょ、HALF JAPANESE でしょ、SEBADOH とその関連バンド、初期 PAVEMENT、PUSSY GALORE(後に JON SPENCER BLUES EXPLOSION へと改組)、WEEN、TRUMANS WATER ってのもいたっけ。THE PALACE BROTHERS もキツいロウファイフォークだった。LIZ PHIAR もある意味でロウファイ。BEN LEE も彼のバンド NOISE ADDICT も結構ロウファイしてたような…。あ、でも基本はみんなマジメに音楽に立ち向かってるの。ただね、感覚が世間と大幅にズレテて、フツウの人がイイと思う領域には関心がないの。みなさんコダワリはあるけどソレがアサッテの方向なの。ね、イッパイいたでしょ思い出してきたでしょあの時代を。
●ただし、ボクらは小室哲哉の作るピカピカのバブル経済ジェイポップより、チンピラ白人が作るデタラメな音楽こそが自分たちの感覚に近いと感じていたし、「こんくらいのモンは余裕で買ってやるよ」という根性もあった(←ナンの自慢か?)。ノイズミュージックやアヴァンギャルドに寛容でもあった。苦行のようなノイズの音塊をヤセ我慢して聴いてたモンね。…ボクはホントに自分で感心しちゃうんだけど、この「ロウファイ」というバカげた音楽潮流を真っ正面から通過したことで、コレより最悪な音楽はナイという発想の下、どんな音楽でも聴けるようになったもんね。くだらないジェイポップでも、聴いたこともない国の民族音楽でも、ナンデモ聴けるようになっちゃった。
●とにかくそんくらいこの BECK の音楽はヤケクソで、実に90年代的で、10年代においてマジでゴミになってる。

BECK「ONE FOOT IN THE GRAVE」

BECK「ONE FOOT IN THE GRAVE」1994年
●コレは今の価値で180円だったよ。うん、まさに値段にふさわしいヤケクソフォークだよ。もちろんジャケ右のオトコが BECK。初めてこの男を知った時のイメージはまさにコレ。ヨレヨレの服、だらしなく伸ばした髪、人を喰ったような表情。そんで音はホント辛気くさいロウファイフォーク。ダルいし、覇気もない。音も粗末で、テキトーな感じが漂ってる。そしてこの時代においては、その気分こそが心地よかった。ギラギラの六本木とかに出てチャゲアスのカラオケ歌うのはボクには正直シンドイ。ワンレンボディコンのオンナノコなんて興味持てなかったし、そんなトコには行かずにダラダラしたかったんだよ。その空気がこの現在180円の音源に保存されてるというわけ。
●このアルバムは、シアトルの隣町で KURT COBAIN も暮らしてたコトのある街オリンピアを拠点とするレーベル K というトコロがらリリースされた。この K というレーベルはとてもユニークなんで90年代に興味がある人はチェックして下さい。一方でもうコリゴリですという人は、聴くと絶対損しますので忘れて下さい。K の主宰で自分でも音源を作ってた CALVIN JOHNSON という人が特にユニークで注目。結局このアルバムに「LOSER」のようなヒップホップアプローチの曲は存在しないんだけど、この人は自分の力で「LOSER」のスタイルを掘り下げて行く。…そこはまた別の機会にお話ししましょう。


●またムダに長い文章になった。誰も読まないのに。……こうやって、すぐに悲観的な感情に走ってしまうのが、ボクが「負け犬」であるイチバンの証拠なんだよね。NIRVANA についての関連記事、リンクしておきます。ご参考に。
 http://unimogroove.blog4.fc2.com/blog-date-20081001.html


●蛇足だけど。

ハロルド作石「BECK」34

ハロルド作石「BECK」34巻
●このロックバンドマンガも完結したね。そんで映画化されちまうことになった。水嶋ヒロ佐藤健作者のロック愛が迸る快作でした。音楽ファンならニヤリとできるパロディも仕込まれたりしてて。感覚がダブるのは、この人も年齢が近いからかな。BECK 1970年生まれ、ハロルド作石 1969年生まれ。

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