むむむ。仕事が忙しくて、音楽に集中できない。
●ココロに余裕がないので、ナニを聴いたらイイか、自分で分からなくなる。アホみたいに、山積みされてるCDの前で途方に暮れてしまう。iPod をコロコロ転がしても、どれをプレイすべきか見えなくなる。…イカンな。クールダウンしたいな。


●……時間かけて、やっと選びました。就寝時の音楽。SLOWDIVE

SLOWDIVE「JUST FOR A DAY」

SLOWDIVE「JUST FOR A DAY」1991年

SLOWDIVE「SOUVLAKI」

SLOWDIVE「SOUVLAKI」1994年

耽美派シューゲイザー。ヤバ。間違えたかも。コレ暗過ぎる。気分を一層落ち込ませる危険性アリ。

●80年代後半~90年代初頭の初期シューゲイザーって、轟音ギターノイズを、秩序破壊の武器みたいに使ってたと思うんスヨ。例えば THE JESUS & MARY CHAIN のキャリア前半。チャーミングなメロディをギターノイズでかき消しちゃうヒネクレモノのアマノジャクがどんどん性格悪くなってく過程(ノイズもヒドくなってく)をなぞるようなモンでしょう。どこかヤケクソで、捨て鉢な感じ。同時期のグランジ、SONIC YOUTH 近辺と同じアプローチだったと思う。80年代の SONIC YOUTH は根性の入ったノイズ野郎だった~。
●ところがドッコイ、MY BLOODY VALENTINE が世紀の傑作「LOVELESS」1991年を放ってしまって、事情が変わってしまった。シューゲイザーのフィードバックノイズは、甘美なサイケ空間を作り出すムラサキの渦巻きになってしまった。この一撃を受けて、RIDE、SWERVE DRIVER といった同時代のシューゲイザーたちは、それまでのパンキッシュなノイズ表現にロマンチックな彩りを加えようとしたモンです。そしてそんな作品群はボクの大好物。UK シューゲイザーUS グランジは似通ったトコロから出発してるが、ココで完全に袂を分けた。そんな瞬間だ。

そんで、SLOWDIVE 。コイツらもマイブラと同時代のシューゲイザー。
●手っ取り早く言えば、80年代に活躍した COCTEAU TWINS の影響が色濃い。透明感あるコーラスワーク(男声/女声両方を駆使)、ギターが深いエコーにゆらゆらと滲み、ゆったりとしたリズムが独特の陶酔感を醸し出す。「スロウダイヴ」「ゆっくりと潜る」ってバンド名が音楽を的確に表現してますね。深く深くノイズの海に沈降していく感覚。
マイブラとの影響関係がどうなってるかは分からないが、厭世的な気分は非常に似通ってる。2つのバンドは一応レーベルメイトだったし。名門 CREATION の所属だったんです。「LOVELESS」と比べればノイズの強度では物足りないけど、現実逃避の度合いはコッチの方が高いかも。世の中全部イヤになって、メソメソ泣いてふて寝したくなる。ヒキコモリたくなる。キタナい世の中から目を背けて、甘美なノイズに逃げ込みたい。耽美主義ってそんな機能があると思う。彼らの音楽はこんな意味で美しくて、そして実にアブナい。

SLOWDIVE は上記の音源二枚をリリースした後、1995年にもう一枚アルバムを作って解散する。1994年はブリットポップ開花の年、ココでシューゲイザーの季節は終わったのだ。RIDE もノイズ路線から変節する。マイブラなんて「LOVELESS」以降完全な機能不全に陥っていた。
●ただし、ココで蒔かれた種は、その後のアーティストに引き継がれて、スローコアニューゲイザーといった後続ムーヴメントを生み出す。こと耽美派シューゲイザーの美学はより洗練されて今の時代に生きてると思う。そのヘンの音源もシコタマご紹介したいけど、ソレはまた別の機会に。

●…ボクは果たして安眠できるのかな…。眠剤飲んでとっとと寝よ。明日もツライ仕事ばかりだから。


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