いた‐ばさみ【板挟み】 《板と板との間に挟まれて身動きできない意から》対立する二者の間に立ってどちらに付くこともできず、苦しむこと。

ボクは、板挟まるコトに関しては、飛び抜けた才能があるらしい。ふと気づくとバッキリ板挟まってる。身動き出来ない。なんか知らんが、あらゆる方面に謝ってる。すみません。すみません。ソコをなんとか。すみません。
●そんでワイフが「アナタ謝ってなんかいないわよ。少なくともワタシには」すみません。「ココロが全然こもってない」ホントにすみません。

●ホントに余裕がないなあ。さすがにクスリが増えてるよ。



そんな時に聴いてる音楽が、ポストパンクでサイケな物件。

THE TEARDROP EXPLODES「KILIMANJARO」

THE TEARDROP EXPLODES「KILIMANJARO」1980年

THE TEARDROP EXPLODES「WILDER」

THE TEARDROP EXPLODES「WILDER」1981年

●時代で言えばポストパンク期。場所はイギリス・リバプール。その後ソロアーティストとして活躍する JULIAN COPE が立ち上げたロックバンド。一応サイケデリックロックという位置づけらしい。英語版WIKI にそう書いてあるし、ジャケの気分にもホンノリサイケ風味が感じられる、特に色がね。そんでボクもそのツモリで買った…ポストパンク期のサイケってどんな表現?って動機でさ。まあ例によって100~380円の買物なんですけど。
でも、全然サイケに聴こえないんだよね。英語の詞を読み込めばサイケだと思えるのかな?わかんないな。…こういう物件に突き当たると考え込んじゃいます「サイケって一体ナニ?」って。クスリでラリったバンドが鳴らす音がそのままサイケになるってワケでもないし、聴くコッチがクスリを飲めばイイって話でもナイでしょう。少なくともボクがクサルほど持ってる精神安定剤や睡眠薬をガブガブ飲んでも、聴こえ方は全然変わりません。
●強いて言えば、ヘナヘナと鳴ってるキーボードがマヌケにサイケかもしれない。ボケーッと聴いてると聴こえない程度の鳴りなんですけど。スキマが多くてカランカランと軽く鳴るギターと、性急にボンボン跳ねるベースがどうしようもなく80年代ロック。自意識過剰気味のボーカルが少々スベってるトコロも80年代だなーって感じる。むしろホーン隊がバランスの悪い具合で入ってるトコロが、裏返って奇妙な違和感として楽しめる。……ネガティヴに書いてるようですけど、そんなにキライじゃないんですよ、奇妙な時代の奇妙な産物をそのまま奇妙だなーって眺めるのはオモシロいコトなんだから。マチガイなくコレは奇妙な果実。セカンドは特に奇妙です。自信はないけど、この奇妙さ加減をサイケと考えてるのかも知れません。

Julian Cope

JULIAN COPE は変人のような気がする。
●バンドの中心人物 JULIAN COPE は、THE TEARDROP EXPLODES を結成する前に、IAN MCCULLOCH とバンドを組んでたらしい。IAN はご存知 ECHO & THE BUNNYMEN のフロントマンだ。エコバニの代表曲「THE CUTTER」はボクの大好きな曲。ぶっちゃけ、この曲のボーカル、エコー具合、キャッチーなストリングスアレンジの方こそがサイケっぽく受け止められる。コレはナイスなお友達カンケイ。他にもナイスなカンケイがある。
THE TEARDROP EXPLODES を世に出したレーベルのプロデューサーがですね、BILL DRUMMOND というヤツなんですよ。90年代育ちのボクから見るとハッとする名前。この人はね、80年代末~90年代アタマのレイブ/アシッドハウスシーンの中で一際強い存在感を放ったテクノユニット THE KLF の主要人物なんです。80年代初頭のポストパンク期にサイケを仕掛け、90年代初頭にはアシッッッド!なダンスミュージックを仕掛ける。チルアウトミュージックでも革新的な作品を繰り出した。実はパンク上がりのテクノ野郎って結構いるんです。アシッドハウスユニット 808 STATE GRAHAM MASSEY もポストパンクバンド BITING TONGUES からキャリアを起こしてるし。でもあの BILL DRUMMOND JURIAN COPE のキャリアに一枚噛んでるとはね…知りませんでした。

THE TEARDROP EXPLODES がサイケかどうかは微妙としても、JULIAN COPE がかなりの変人であるコトはマチガイナイような気がする。カレのソロは一二枚しか聴いてないけど、確か実にヘンでした。「PEGGY SUICIDE」というコンセプトアルバムが印象深くて…。ネットで見つけた言葉だけど「IGGY POP が SYD BARRETT を演じてる」ってのが実にピッタリだった。

JULIAN COPE「PEGGY SUICIDE」

JULIAN COPE「PEGGY SUICIDE」1990年

さらにJULIAN COPE は本もイッパイ書いてる。実際に読めてないけど気になる本が二冊。まず「KROUTROCKSAMPLER」という本。その名の通り、クロウトロック、つまりジャーマンプログレの歴史を明らかにするという内容。NEU!、AMON DUUL & AMON DUUL II、TANGERINE DREAM、ASH RA TEMPEL なんかがガシガシ登場するらしい。そしてその勢いに乗って書いてしまったのが日本ロック史の本。原題「JAPROCKSAMPLER」邦題「ジャップ・ロック・サンプラー -戦後、日本人がどのようにして独自の音楽を模索してきたか」。コチラはグループサウンズから始めて70年代までの日本のシーンを解説してるとか。裸のラリーズ FLOWER TRAVELLIN' BAND、J.A.シーザー寺山修司関係者)とかがガシガシ出てくるんですって。偏見誤読曲解上等でオレ史観炸裂らしいです。読みたい!

「ジャップ・ロック・サンプラー -戦後、日本人がどのようにして独自の音楽を模索してきたか」(全裸でチョッパー!イカす!)

●そしてこの人の変人ぶりを決定づける活動が、巨石研究。ヨーロッパの古代人が崇拝信仰した大きな岩とか巨石遺跡を研究しまくって、立派な巨石専門サイトも立ち上げちゃったらしい。つまりはストーンヘンジとかですよ。サイケ経由オカルト信仰行き。結果としてホンマモン。ホンマモンの○○○○。そしてそんなこの人が好きになっちゃうボク。

http://themodernantiquarian.com/home/

●コチラのサイト、ご覧下さい。「JULIAN COPE PRESENTS THE MODERN ANTIQUARIAN」。呆れるほど岩ばっかのサイトです。

cope460.jpg

(巨石巡りを楽しむ JULIAN COPE さん。)



●一応関連動画を貼ります。



THE TEARS EXPLODES「TREASON」1981年
JULIAN の奇妙な身のこなし、古代人?コスプレが気になってしょうがない。気になってしょうがなくて、結果サイケかどうかなんてどうでもよくなる。



ECHO & THE BUNNYMEN「THE CUTTER」1983年
●いいプロモが見つからなかった…音が悪くて。だから動画じゃなくてオーディオものを貼りました。IAN の声がキャッチー。


●つーか、また人生のムダになるような時間の使い方をしてしまった、という自己嫌悪に取り憑かれそう。
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