スイマセン、今さらですが、iPhone デビューしました。
●仕事も一区切りついたので、ジブンへのごホウビ。今、いろんなアプリを仕込んでます。ふふふ。10年以上付き合ったドコモさんとお別れ。コドモたちには非常に評判がイイ。ノマドもヒヨコもグーグルマップをいじるだけで大興奮。
●先週はずーっと具合が悪くて、あまりの不調にケイタイまでなくしちゃったんだよね。その瞬間に「iPhone に変える!」って決断しちゃった。結局はラーメン屋さんから「忘れ物ですよ」と連絡が来てスグに回収したんだけど、もう買換えのテンションが収まらない。そんで金曜日ねちっこく店員さんと相談して(それなりに問題点もあるのねって納得もして)、バキッと買いましたよ本体価格も一括払いで!これでボクもスマートフォン進化!


そんで、今日は娘ヒヨコ7歳と親子デート。

彼女が「ホッピングをしたい」というので、二人で児童会館に行きました。
●児童会館のカウンターにお願いすると、ボールとか竹馬とかナワトビとかアレコレの遊具を貸してくれるらしいのです。へーそうなんだ。常連ヒヨコは申請用紙に慣れた手付きでサラサラ必要事項を記入する。ほうシッカリしてるじゃないか、と思ったら自宅連絡先の電話番号がメチャクチャだった。ヒヨコ最初の「03」以外ゼンブ違うぞオマエ今までコレで通してきたのかヤバいヤツめ。

●で、飛ぶ。ホッピングを。

「ホッピングをしたい」

●初めて iPhone で撮った写真、がコレ。
ソレって、一人で飛んでて楽しいのか…? パパ、コドモのリアルから離れて久しいからよくワカンナイわ。しかもあんま上手くないのね。カオはマジなのに。その後フワフワのゴムボールを借りて二人でキャッチボール。うわー、ボク実に珍しくパパらしいことをしてしまっている。ヒヨコとキャッチボールって生まれて初めてだわ。

●そして、シモキタザワの商店街を二人でお散歩。
●商店街の賑わいに入る前の坂道を下る時。ヒヨコ「パパ、ユウガタになるとね、ココからアッチのおミセがたくさんあるトコロをみると、スゴくキラキラしててキレイなの!アカシンゴウもおっきくみえて、人もたくさんいてスゴくタノシそうなの!」ヒヨコは時々カワイいコトを言うなあ。コレからもおテテつないでパパとお散歩しような。


一方、その時アニキのノマド8歳は何をしていたかと言うと…。

漢字の部首の研究をしていた。

漢字の部首の研究をしていた。
●漢字のパーツが気になってしょうがなくなったらしい。家に籠って、漢和辞典や国語辞典をペラペラめくっては、カレンダーのウラ紙を使ってマジックで部首の数々を列挙していたという。家に帰ったらコレが誇らしげにリビングに置かれてた。どうしても奇妙なトコロに好奇心が流れていっちゃうのね。オマエは実にバランスのとれないオトコだなあ。

そんな息子ノマド(小学3年生)の将来のユメが変わってた。
「けんちく家」。…なにそれイキナリ。オマエ宇宙飛行士って言ってたじゃん。今週だって山崎直子さん&スペースシャトルのニュース真剣に見てたじゃん。ワイフ「知らなかったの?ノマド去年から建築家がイイって言ってたのよ」知らなかった…。あ、でもボチボチ稼ぎそうな職業だから、イケテルかも!
●で、建築家になってナニ作るの?「いえ!」…そりゃそうだろうよ…どんな家?「オレのいえ!」あ、ジブンで住むんだ…。「けんちく家になるには、なんのベンキョウすればイイの?」…あーそうだな、強度計算とかあるだろうから理科も算数もしっかりしないとな…アートのセンスも問われるから図工も…建築基準法とかもあるから社会もしっかりかな?まーなんでもベンキョウだね、漢字の部首も含め、今はフルセットで攻めろ。
「オレ、セッケイ図かいてみた!」コレ家の部品を並べたってコトか?わかりづらい…番号ついててプラモデルっぽいな。つーかさノマド、勉強も大切だが1つ確実なアドバイスをしよう。線はまっすぐ描け。まずそこから始めろ。

ノマドのせっけいず

(ムスコよ、線は丁寧に描け。)

絶妙なシンクロだが、今週はボク自身も建築の本を読んでた。
●別に趣味ってワケじゃなく、仕事上の必要で読んでます。ノマド、ベンキョウは大事だ。大人になっても日々ベンキョウ。しかし大人のベンキョウは付け焼き刃。浅い知識とハッタリでこなす場面がございます。

「新・東京建築案内 U40建築家と考えた、東京の未来」

「新・東京建築案内 U40建築家と考えた、東京の未来」
●ボクと同世代、70年代生まれの若手建築家さんたちが、カッチョイイ建物を建ててます。ボクには現代建築を鑑賞する趣味はなかったから、素朴に新鮮。こんなスットンキョウな家、リアルに住み続けられるのかよ?とツッコミを入れつつも、ノマドがもし建築家になったらトビキリユニークな家をデザインしてもらってソコで老後を暮らしてみたい、なんて妄想に浸りました。

●若手建築家・西田司さんという人の文章が気になりました。一部引用。

「今後の日本は人口がどんどん減って、8000万人ほどの国になるだろうと言われています。すると現在つくられている都市空間の4分の1が余ることになるわけです。そうなったとき、私たち建築家は、新しい建物をどんどん建てていくことよりも、空いた「余白」をいかに活用し、利用するかといった点に目を向けていかざるを得なくなるでしょう。建物を「ハード」として用意する役割ではなく、そこにインストールすべき「時間」をデザインすることもまた、建築家の役割になっていくような気がします。
(中略)もう一度つくる行為を見直し、つくるデザインと使うデザインがシームレズにつながることが必要です。そのためには、設計だけでなく、グラフィックや言葉など、表現の領域を拡大していくことも大事だと思います。ハコだけつくっておしまい、ではつまらないからです。」

●若い野心と知性がパキッと差し込まれた文章に、「なんかカッコイイなあ」と感じ入りました。ノマド、マジでこの「建築家」って商売はオモシロいんじゃないか?なれるモノならなってくれよ。この本も読ませてあげるからさ。

●一方、建築家になる可能性がないボクにとっては、将来の人口減少国家・日本の姿が気になっちゃった。「都市空間の4分の1が余る」!そんじゃ土地価格の暴落はマチガイないじゃん。不動産運用で老後の暮らしを立てるとかあり得ないじゃん。確かにシモキタザワですら商店街に空きテナントが目立つようになってきたからな…。なんか住宅ローン払うのがバカバカしくなってくるじゃん。
●しかし反面、冷静になってみれば、今なら絶対手の届かないようなバショの土地に、将来手が届く可能性があるってコトだ。そこにユニークな価値を再インストールすることでオモシロいコトが出来るかもしれない。都心の廃ビル寸前物件をリノベーションしてみたら、その地域全体が新しい価値をまとうようになるかも。ソレはオモシロいね。そのトライに息子ノマドがパートナーになってくれたら、なおオモシロい。実際、東神田の築50年物件「アガタ竹澤ビル」に沢山のギャラリーが集まってオモシロいコトになってる、とこの本が紹介してくれてる。

●なにげにボクは、売地とか建売り住宅のチラシをこまめにチェックして、その物件まで足を運ぶなんてコトもしてる。この広さでどの程度の相場?高さ制限はいくつ?用地利用制限は?不動産屋に電話しちゃったりも。工事現場見るのも好きだ。どんな建物を建てるつもりなんだろうって思う。「宅建」資格の勉強だって一時期夢中になってやってたもんね。
●そんなコトして考えてるのは、この土地にカフェを作ったらどうなるだろう?住居とテナントを兼ねた建物は?カワイいアパートを建てたら?そんな夢想だ。夢想と現実の距離感を、リアルに土地を見たり関係者と話すことで計ってる。コレをノマドと一緒に企むってのは想定外だったが実現すれば実にオモシロいね。

●でもね、ボクが売地で業者の営業さんと話し込んでる間、その草ボウボウの空き地をトコトコ歩いてたヒヨコがこう言うんだ。「パパ、ココにおうちが立つの?ヒヨコ、このままがイイなあ。お花がさくバショがなくなっちゃうんでしょ。つくしさんもイッパイ生えてるのに」…そうだな、街にはそういうバショがもうちょっと混じってないとダメだな。ヒヨコはホント時々イイコトを言うなあ。


●ノマドの夢は建築家。ちなみにヒヨコはケーキ屋さんorデザイナーさんになるのが夢。
●ボクは、マンガの世界に夢を見出した少年たちの物語を読んでる。

小畑健/大場つぐみ「BAKUMAN」1~7巻

小畑健/大場つぐみ「BAKUMAN」1~7巻
「デスノート」で一世風靡した作画/原作ペアが、次に繰り出したテーマは「マンガ家を目指す少年たち」。中学生だったサイコーとシュージンはマンガ家としてブレイクするという目標を掲げ、着実にステップアップを果たして行く。目指すは18歳までに連載作品のアニメ化。今んトコロその目標達成は微妙だけど。
●しかも「週刊少年ジャンプ」に連載されながら、その「ジャンプ」編集現場の舞台裏をさらすような内容。ココで描かれてる「読者アンケート至上主義」って素朴にスゴいね。ボクもマンガは長く読んでるけど一回だってアンケートなんか出したことないよ。ドコまでのリアリティが表現されてるのか真偽のほどはよくワカランけど、作家&編集のヒリヒリした現場感はオモシロい。
●さて、「少年ジャンプ」と言えば『努力/友情/勝利』の三要素を作品に盛り込んでメガヒットを量産してきたコトで有名ですわね。そういう編集方針が熟成されたシステムすらがこのマンガには詳細克明に説明されてる。ジャンプシステムをメタ視点から批評的に描こうとしているんだね。そうでありながら、ある意味でこの「BAKUMAN」自体が『努力/友情/勝利』で出来上がった作品だってコトに気づいた。結局はジャンプシステムに完璧に絡めとられてるという複雑な入れ子構造。メタメタ視点でジャンプシステムの強度を実証してるというか。
●マンガ家を目指すサイコー&シュージンの二人組は、強い「友情」で結ばれたパートナーで、常識を乗り越える分量の作業をバリバリとこなす「努力」家でもある。結果として彼らはその「友情」「努力」によって、読切掲載、連載スタートなどなど数々の「勝利」を達成している。同業同世代のライバルたちは「直感天才型」が多いが、多かれ少なかれ『努力/友情/勝利』の三要素バリエーションでステップアップを果たしてる。作品には「王道」/「邪道」といった作風のテイストを区別する言葉も出て来るが、この作品自体は「邪道」と見えて実はジャンプの「王道」、とボクは思った。

●しかし、『努力/友情/勝利』がソレそのものだけではリアリティを持たなくなったのが今の時代である。この作品を実にオモシロくしてるのは『戦略』という要素だ。『努力/友情/勝利』に匹敵する存在感を持つ第四要素。努力しても強い友情があっても勝てない時代、サイコー&シュージンはハッキリとそのコトに自覚的で、がゆえに実に戦略的にモノを進める。そもそもマンガ家という目的すらが戦略から演繹された結果なのだから。
●現実主義かつ明確なプラグマティストである彼らは、「売れる」ためへの戦略意識が誰よりも強い。必要とあれば作風も変更するし担当編集とも対立する。戦略によって彼らのパートナーシップは結成され、戦略に必要な努力は全く惜しまない。コレこそが21世紀をサヴァイブするためのシナヤカさとクールさであり、「BAKUMAN」の主人公たちがジャンプの既存ヒーローと違って見える理由なのかもしれない。

●というコトで、我が子ノマドヒヨコに対して、どんな戦略を用意してやるか、ボクは思案しなくちゃいけない。4月から「子ども手当」も出るからね。効果的に使う方法を考えよう。


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