ふと気づけば、競争原理のど真ん中にいる。
●……あれ?最近仕事ばかりしているぞ……体力がついてきて、残業も自由にできるようになったのはウレシい……けど、あんなにヒドい目にあって、心身共にボロボロになって、ワーカホリック生活には散々懲りたはずなのに、またその激しい荒波に徐々に吸い寄せられてる自分がいる。しかもコレは新しい仕事へのワクワク感じゃない。周囲の視線が妙に気になる。ジリジリとした焦りを感じる。くそー。なんか柄でもない妙な感情がムクムクと起き上がる。ヤバいヤバい気を付けなければ。

●結果、少々不安になり、15年来のトモダチに相談をする。
●金曜日の夜トモダチと2人で夕飯を食った。中野のドイツ料理屋、ソーセージをカジリながらのサシ飲み。なんか最近アレコレで混乱気味でさ、新しい仕事がシックリこないんだよ。「オマエは根がマジメだから、テキトーにやるのがホントに苦手だよねえ」この友人は歯に衣着せない物言いで人の事をザクザク斬る。がゆえに信用できる。そんでメチャ突っ込まれる。「そもそもがさ、オマエはツカミドコロがナイ人間なんだから、まわりもどう接したらイイのかよく分かんないんだよ」え?ボクはツカミドコロがナイの?「アルと思ってたの?初めて会った15年前からツカミドコロがナイヤツだと思ってたよ」マジで?ショック!いまさらソレ言われたって。もうチョイ早く言ってくんない?「いやソコがオモロいからオレはオマエとつるんでるんだけど。でも一般的に言えば圧倒的にツカミドコロがナイうわ…コッチの身としては大々的にツカマレ希望なのに。すげえシンプルな、アホのお人好しなんですけど。
「確かにオマエはウソはつかない。でもホントのことも言わないでしょ」えー別にそんなつもりはないけど。「バーベキューとかでオレンジジュースが配られたら、そのまま飲んでるでしょ。でもホントはサイダーが飲みたいと思ってる」あー正確に言うとボクは炭酸飲料を一滴も飲まないコトにしてる。「じゃなくて!したくもない仕事でも、喜んでやります!なコトすぐ言うでしょ。理不尽とわかってても。」…それはその通り。「ホントは全然チガウ事をしたがってるのに」そうかも……いやちょっとチガウなあ……最近は自分のしたい事がワカラナイ。ホントに真っ白なんだよね。うーん、もっと突き詰めて言えば…ホントの本音は「今は、なんにもやりたくない」かもしれない。


ツカミドコロのナイ少年、我が息子ノマド。
●最近、ちゃぶ台でイロイロな図形を紙に描いていたノマド。アレコレメモまで書いてある。「正方形/辺の数:4/対角線の数:2」「五角形/辺の数:5/対角線の数:5」などなど。いったい何を考えているのでしょう。ツカミドコロがありません。
●そんで突然の質問。「10000角形の対角線の数はいくつ?」一万角形ねえ。うわいきなり奇妙なコト聞くのねキミ。ノマドはアレコレ意味の分からない数をいっぱいメモし、電卓を駆使した結果、ジブンなりの解答を導いたらしい。うーあーパパが考えるにはね、(10000-3)×10000÷2で、49985000本だと思う。アイツはジブンの答えをボクに教えてくれなかったが、×10000 や ÷2 のあたりはスグに思いついたらしい。「高校生クイズに似た問題が出てた」ホントかよ。
●今日は今日で、二段ベットの上でことわざ辞典を一人読んでたという。そんでどんなことわざが書いてあったんだノマド?「自業自得」……なんか微妙だな。オマエ気の毒だけどボクの遺伝を引き継いで、見事にツカミドコロのナイ男に育ってしまうようだなあ。


●しんみりした秋の気分と、侘び寂びたウクレレの調べ。
●自分がブレそうな時は、己の世界をひたすら掘り込むような演奏を聴いていたい。

JAKE SHIMABUKURO「LIVE」

JAKE SHIMABUKURO「LIVE」2009年
ウクレレ侍ジェイク・シマブクロがウクレレ一本だけで世界中を旅した様子をドキュメント。収録されてる演奏は、シカゴやサンフランシスコ、コロラドみたいな場所で行われたライブから、横浜、新潟、大分のような場所の公演まで網羅している。世界中をさすらってウクレレ一本の奥行きを伝導していく求道者。
●ボクはハワイのCD屋でローカルのCDをかなりの枚数で買った結果、彼のような演奏家は他にいない、むしろ異端だというコトに気づいた。ジェイクのウクレレからは、ハワイのローカル音楽から遠くへ遠くへと脱出しようとする強靭な意志を感じる。音の粒立ちがハッキリしてて、実にしなやかな強さがある。トボケてないし、甘くないんだ。ウクレレでこんなコトを狙っているヤツは他にいない。
●結果バッハのようなクラシックから、CHICK COREA のようなジャズ、フラメンコ、日本の童謡、MICHAEL JACKSON「THRILLER」までをカバーしてしまう。なんという好奇心と冒険心。しかもソレが直接の演奏戦闘力に反映されてて、ライブの中でビックリするような音響となる。そんなカレの演奏は聴き飽きる事がない。シンプルなようで、噛めば噛むほどホド味が出る。華奢な優男に見えて、実はスゴいヤツ。

JAKE SHIMABUKURO「ACROSS THE UNIVERSE」

JAKE SHIMABUKURO「ACROSS THE UNIVERSE」2009年
ジェイクによる、THE BEATLES カバー集。やはり基本ウクレレ一本勝負で、名曲をしっとりとつま弾く。楽曲が持つ瑞々しさを、シズル感タップリのエコーにそっと浮かべるような質感。ソレでいて、冷たく乾いた緊張感が一音一音に込められてる。メロディの本質をえぐり出す、限界まで研ぎ澄まされたアレンジ。ボクはジョージの傑作「SOMETHING」のカバーが一番好きだ。
●ゲストがイイ味を添える。表題曲「ACROSS THE UNIVERSE」では CYNDI LAUPER のボーカルをフィーチャー。ハスキーボイスのザラツキが剥き身のリアルを感じさせる。JOHN LENNON ソロの「HAPPY XMAS (WAR IS OVER)」ではチェロ奏者 YO-YO MA と共演。4本の弦と4本の弦が厳かに共振する。

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