昨日の金曜日は、シモキタザワでお刺身食べてました。
●先週の金曜日は、六本木でカレー鍋でした。でも何を食べたかってのはそんなに重要じゃなくて。先週も今週も、かつて一緒に仕事をしてた人たちとの数年ぶりの再会でありました。ボクがうつ病を患って休職する以前のパートナーたち。今はそれぞれが新しい職場、新しいステージでとてもイイ仕事をしているようで、それが素朴にウレシいと思いました。
●かつての仲間と話すことで、病気以前のボクの感覚を客観的に捉えるコトが出来ました。かつては、とくに4年前あたりは、ボクはカリカリに緊張していて、メチャメチャ仕事に対して気負っていたんだなあと。あの頃は人と会うにしても食事をするにしても、ドコかピリピリしてたような気がする。昨日の食事は44歳の先輩とサシ飲みだったから、自分がことのほか甘えモードでリラックスしてるコトにちょっと感動。ボクはお酒を一滴も飲まないから知らないんだけど、本来はこのリラックスを得る為に人はお酒とおいしい食事を求めるのだろう、と今更ながら納得しました…。
●話の内容はそんなに明るくない…。業界全体の不景気、あのカイシャが倒産した、ダレダレが解雇された、フリーの身のつらさ、仁義を欠いても生きる為の自己主張を通す逞しさが必要、一円株主で会社を作って節税をするテクニックなどなど。糖尿、ヘルニア、健康の心配。奥さんが結婚してから20キロ太ったなどなど。
●それでも、今挑んでいる新しい分野の仕事を誇らしげに語ったり、6歳になった一粒種のムスコさんの写メを見せてくれたり、同居してる義理のお母さんと夜遅くに二人で日本酒を飲むのが楽しいと笑う様子は、ボクにとっては癒しでありました…ボクこの先輩に初めて会ったのは15年近く前なのに、こんな気持ちで語り合ったのは初めてだな…かつてはギスギスしてたナニかが今は存在していない…。


●息子ノマドは、ジジババの家に一人で遊びに行っちゃった。「ケーブルでカートゥーンネットワークがあるからね!「ギャラクシー渡辺のバトスピ講座」を見るんだ!」
●娘ヒヨコは児童会館のこどもクッキング教室へ。おいしいクッキーを焼いている。
●ワイフは、水槽のグッピーが突然出産したもんだから、あわてて赤ちゃんグッピーを別の水槽に移し替えてる。大人グッピーと同居させとくと赤ちゃんは速やかに大人に食われちまう。
●そんでボクは、いつも通り。音楽を聴く。


ツイッターで評判だった宇多田ヒカルの新曲PVを YOU TUBE で鑑賞。

「GOODBYE HAPPINESS」http://www.youtube.com/user/hikki#p/u/0/cfpX8lkaSdk

●YOU TUBE で自分の演奏を公開する素人さんと同じ気分で、ワンカメノーカット演出で仕上げました、ってのが本人初カントクのこちらのPV。カワイいって評判でした。
●でも、宇多田ヒカルは、同じワンカメノーカットアプローチをシングル「光」でやってたよね。こっちの方が素っ気なくて、むしろ潔く見える。曲&PV、共に大好きな曲でした。

「光」http://www.youtube.com/user/hikki#p/u/14/kOSNIIx5u_U

(見りゃ分かるけどね、蛇口をヒネるタイミングが音合わせなのです。オシャレなコダワリ。)


流行りのカバー物を聴いて楽しんでる。

UA「KABA」

UA「KABA」2010年
●今週はこの1枚に徹底的にやられた。UA までがカバーアルバムを出してるんだー程度の認識で手に取って、その濃密な音楽に圧倒されました。
●個人的には HIS「夜空の誓い」1991年にノックアウト。細野晴臣忌野清志郎坂本冬美が学ラン/セーラー服を着て歌うというユニットが歌ってたシングル。もちろん原曲をリアルタイムでよく聴いてた。20年近く隔ててカバーされたこの曲では、故・忌野清志郎のヴォーカルパートを、なんと甲本ヒロトが担当。これが実に感動的な仕上がりで。なんか涙が出てくる。
松任谷由実「きっと言える」1973年も、甘苦い仕上がりにシビレル。実はボク、ユーミンのアルバム全部持ってます。そのウチジックリユーミンについてもこのブログで語りたいと思ってます。
RED HOT CHILLI PEPPERS「UNDER THE BRIDGE」1991年、BJORK「HYPERBALLAD」1996年みたいなボクにとっての青春ソングも素敵だけど、「蘇州夜曲」1940年、笠置シヅ子「買い物ブギ」1950年、ピンクレディー「モンスター」1978年、薬師丸ひろ子「セーラー服と機関銃」1981年などなど、日本歌謡史を突き通すような選曲にも唸らされる。バックバンドには LITTLE CREATURES青柳拓次&鈴木正人などなどが参加してるみたい。
UA がNHK教育の番組の延長でリリースした童謡カバーアルバム「うたううあ」2004年を思い出したなあ。コドモとワイフと一家四人でドライブをしながら、みんなでこのCDを鳴らして一緒にウタを歌った。「アイアイアイアイおさーるさんだよー」って。

杏「LIGHTS」

杏「LIGHTS」2010年
●あのさんがシンガーデビュー。そう、あの渡辺謙さんの。トップモデルで女優の。でコレがまたカバー曲なのよ。収録曲に KAN「愛は勝つ」、槇原敬之「どんなときも。」などなど…。どよよーかなりベタなジェイポップ選曲ですな。表題曲も DEBBIE BOONE「YOU LIGHTS UP MY LIFE」1976年の日本語カバーなんですって。
●ところが、これが意外なほど聴ける。女優の余芸と見くびれない説得力。スローでオーガニックなトラックをじわりじわりと丁寧に歌う彼女の声は、素朴なようでスッと耳に染み込む気持ちよさがある。ボクは「愛は勝つ」「どんなときも」みたいな押し付けがましい「励ましソング」がダイキライだったのだけれども、音の粒立ちが見事なアレンジ/プロデュースで、元来のバタ臭さが完全脱臭されてる。よく見ると半分は亀田誠治さんの仕事。ギターは佐橋佳幸さん。超一流。

新垣結衣「虹」

新垣結衣「虹」2010年
●女優の余芸のカバー物をもう一つ。新垣結衣ちゃんのアルバムなんて、音楽マニアとしては絶対期待するような物件と思えないでしょ。ところがコレがアナドレナイ!彼女の声は本来弱く細くてレンジも狭いと思う。ただしソコを逆手にとってウイスパーな透明感としてムリヤリでも仕上げ切る製作陣の根性がスゴい。多分カガクのチカラを用いてパズルのような編集もカマしてるかも知れない。でも結果としては立派に仕上がっており、ボクにとっては十分聴き堪えのある物件になってる。
●でサードアルバムである本作では、MONGOL 800「小さな恋の歌」のカバーが収録されてる。このパンク名曲のジェイポップカバーが素敵…。「ほらあなたにとって大事な人ほどすぐにそばにいるの ただあなたにだけ届いて欲しい響け恋の歌」この有名サビから「ほら…ほら…ほら…」って続く場面があるでしょ。この「ほら…」ジワーッとエコーで滲ませていくんです。ジワーーッとね。このエコーが素晴らしい。そうきたか、とヒザを打つアプローチ。もうこのエコー処理だけでゴハン三杯食えます。
●ついでなので、ガッキーの他のアルバムの聴き所にも言及しておきましょう。セカンド「HUG」2009年。これの初回限定盤Bってヤツが二枚組でして。でDISC 2 が通常盤13曲のアカペラを全て収録してるというド根性な規格。製作陣側がどれだけ彼女のヴォーカルに惚れ込んでるかがココに見て取れます。実際、この「NAKED VOICE VERSION」と名付けられたアカペラはガッキーの息づかいが生々しく記録されてて非常にフェティッシュなアイテムになってます。…普通に「うつし絵」「MAKE MY DAY」など高機能なジェイポップもちゃんと聴いてくださいね。
●ファースト「そら」2007年も、本人画によるドラッギー色彩な爬虫類ジャケが衝撃でした。楽曲提供にクラムボンミト、スネオヘアー、古内東子、つじあやの、安藤裕子、PE'Zヒイズミマサユ機(A.K.A. H ZETT M)などなど豪華なメンツが集結。ボクはミトのトラックが一番好き。

新垣結衣「HUG」(「HUG」初回限定盤B)

新垣結衣「そら」(「そら」初回限定盤)


オトナモード「雨の色/風の色」

オトナモード「雨の色/風の色」2010年
オトナモードってバンドは一度ライブを見たことがある。線の細い草食系男子5人組だったっけ。その線の細さを繊細さと言い換えて優しくプレイしてるのは、松本隆トリビュート。70年代初頭のはっぴいえんどまで遡って松本作品を丁寧にトレースしていく。「風をあつめて」、太田裕美「木綿のハンカチーフ」、原田真二「てぃーんずぶるーす」(←原曲が大好き!印象的なアウトロ!和製フリーソウル!)から、安田成美「風の谷のナウシカ」、山下達郎、松田聖子、アグネス・チャンまで網羅。そんでオリジナルが1曲。ボーカルの透明感を松本さんが気に入ってるみたいです。…あ、今ネットで検索したら、5人組のはずが今年6月からボーカルのソロユニットになってる。
オトナモード、綾瀬はるかによる松田聖子カバーのプロデュースもやってるようです。新垣結衣のアルバムでもインタールードの小品を提供してました。

YMCK  DE DE MOUSE「DOWN TOWN」

YMCK & DE DE MOUSE「DOWN TOWN」2008年
●2007年の PERFUME「ポリリズム」爆発でエレクトロがメジャー市場で注目を集めてた時期に、ジェイポップの王道とは違う場所で特殊エレクトロにこだわってたアーティストたちのスプリットミニアルバム。YMCK8ビットミュージックと銘打たれた初代ファミコン的ローテックビートを展開。DE DE MOUSE もダンスミュージックの様々な文脈を組み込んだハウスの鬼子のようなポジションを握ってた。そんな彼らがカバーするのが SUGAR BABE の表題曲や、ユーミン、ゴダイゴ、大貫妙子、そしてはっびいえんど「風をあつめて」。←この曲は本当にみんなに愛されてるね。
●そして「DOWN TOWN」。ボクにとってこの曲はリアルタイムの1975年ではなくて、80年代のお笑い激震地であったテレビ番組「オレたちひょうきん族」のエンドテーマであったことの方が印象深いのです。「暗い気持ちさえすぐに晴れてみんなウキウキ」そんなコジャレた歌詞がナカナカにアナーキーだったギャグの暴風(タケちゃんマン+ブラックデビルだもんね伝説ですよ)と絶妙にフィットして、とてもハイブロウな気分を演出してたんですよ。そんで土曜の9時に番組が終わると母親が風呂に入れと言う。それが我が家の習慣でした。そんな曲を聴くだけで条件反射が発生し、鼻腔の中が温かい湯船の匂いでイッパイになるという錯覚が起こるほどなのです。

浜崎あゆみ「CROSSROAD」

浜崎あゆみ「CROSSROAD」2010年
●このシングルの表題曲にはあまり興味はなくて、カップリングのカバーに引っかかりました。TM NETWORK「SEVEN DAYS WAR」!1988年の映画「ぼくらの七日間戦争」の主題歌。これ思い出深い映画なんだよね。中学生が管理教育に反抗してバリゲード封鎖を仕掛ける物語。ボクはリアルタイムで中学生でありましたので、この映画のアジテーションにモロに煽られました。ロックンロールに感電するのもちょうどこの時期。
●しかも宮沢りえ初主演作品でもありまして。「サンタフェ」も激ヤセも知らないピカピカの美少女の登場にマジで衝撃を受けました…実は彼女とボクは同い年。あの頃の宮沢りえさんを思い出すと、「ああステキなオンナノコはどんどんオトナになっちゃって、惨めなボクはチッポケ過ぎて気が遠くなる」と思春期のぐるぐるモードを初めて味わった時の奇妙な感情を思い出します。…20年以上経った現在でも「惨めでチッポケ」であり続けていることは、今はツッコマナイで下さい、死にたくなりますから。
●表題曲も「SEVEN DAYS WAR」も、小室哲哉楽曲です。小室哲哉さん、着実にキャリアを再建しつつあります。トコトンまで堕ちたヨゴレの印象も徐々に薄まってきたのかも…ツイッターでの彼の人当たりは好感度が高くて、根っコは真面目な人なんだろうなと感じます。90年代メガヒット期のエイベックス歌謡を形作った彼の音楽が、ガチでリバイバル評価されそうな予感がします……90年代リアルタイムでもボチボチのヨゴレだったとボクは思ってたので、素で賞賛されるとちょっとヒクかも。



●最近は、自分でも違和感のある音楽ばかり聴いてるような気がする…ボクが素朴に好きな音楽じゃないよなコレ?って思いながら、ソレでも聴いてしまうヘンテコな生理。不安だわ。


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