●今日も天気いいね。なんか知らんけど。


植物3



●ウチの息子ノマドが「オレってオンナのコに人気があるんだよ」と最近錯覚気味なのは前にも書いたが、イモウトヒヨコまでが「ヒヨコ、オトコのコにモテルみたい」と言い出した。何じゃそりゃ。
「このまえ、00くんがオトナリにすわりたいっていってきた」とか、それぞれは非常にミクロな出来事なんだけど、一丁前にオトコのコを意識しだしたのであろう。「このまえはね、リクくんがいっしょにおサンポいこうっていってくれたんだよ」ほほう、やるじゃないかヒヨコ。どんな時にリクくんお散歩に誘ってくれたの?「ヒヨコがね、モルモットちゃんになってあそんでたトキ」……それは、お散歩デートではなく、愛玩動物を散歩に連れて行く感覚なのでは?ヒヨコ、それでオマエは四つん這いで散歩したの?



さてと、今日もN.Y.の天才ラッパー NAS のキャリアについて書いちゃいます。
●前回(6月22日)の記事では、1st から5th まで5枚のアルバム、1994〜2001年までの NASくんの動きを見てきました。N.Y. のドープなリリシズムを代表してシーンに登場した若き天才は、セカンド以降は、90年代後半風のメジャー路線に近寄りつつ、より存在感を持つに至る。しかし、N.Y.の覇権を巡って JAY-Z との確執も勃発。ビーフ合戦が過熱する。
●前回記事コメントに、ohguchi「デビューしたてのころ、「NASを聴いてる」ってだけでちょっとインテリ気分になったりしてましたw 」と寄せてくれました。そうだそうだ、NAS ってアタマ良さげなヒップホップエリートな感じがあったんだよねー。うんうん。スゴく共感できるコメント。1994年当時はそういう雰囲気だったんだ。


そんで時代は2002年。
●1996年以降から時流となった PUFF DADDY THE HITMENTRACKMASTERS などなどのメジャー系プロデューサーの時代は微妙に変質し、もっと斬新な感覚でヒップホップを解釈する新しいトラックメイカーが数々登場した。そして耳の早い PUFF DADDY(このころは P.DIDDY に改名した頃かな)や JAY-Z のような経営感覚の鋭いヒップホップ起業家の手でどんどんフックアップされた。
●この頃シーンに躍り出たトラックメイカーといえば、THE NEPTUNES、KANYE WEST、JUST BLAZE、SCOTT STORCH、SWIZZ BEATZ、9TH WONDER、WILL.I.AM、RICH HARRISON、LIL JON……。枚挙に暇がない。そして、重要はポイントは、彼らの過激なビート実験が、ヒップホップゲームの最先端、ビルボードチャートの頂点で行われていたことだ。彼らは自分たちの先鋭的トラックを商業的成功と両立させたのだ。ボク個人の造語としてこの世代を「00年代スクール」と呼んでおく。この段階でヒップホップはアングラカルチャーではなくアメリカのポップソングのど真ん中に来てしまったわけだ。…その一方でアンダーグラウンドな動きがなかった訳じゃないんだけど、その話はまた別の機会に。


神の子、NAS。参謀に SALAAM REMI を迎える。


God's SonGod's Son
(2002/12/17)
Nas

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「GOD'S SON」2002年
「神の子」ってのも極端なタイトルだよねえ。ナズくん相変わらず。オナカに「GOD'S SON」ってタトゥーを前から入れてるんだって。ま、それはおいといて。
NAS はこのアルバムからスゴくファンキーになった!すいません、こんだけ評価の定まったアーティストにボクなぞがケチつけるのは暴論もイイとこなんだけど、敢えて言わせてもらうと、NAS の今までのラップは固いんですよ。スキルが高過ぎて、言葉の密度感がスゴい。言葉の運び選び韻の踏み方は、英語を解さずとも伝わってくる。でも、もはや早口言葉級のスピードでまき散らされるライムは、時としてトラックから乖離して剥がれちゃうような感じがしてた。トラックのグルーヴを無視して早口言葉に没入してる感じ?初期のトラックはストイックで研ぎすましたループで遊びの余地がない。メジャー期のトラックも大味な部分が NAS のラップとシックリあってないような気がしてた。
●しかし、「ザ・カメレオン」の異名を持つ男 SALAAM REMI が組むトラックにはファンキーな生々しさがあり、NAS のラップをウマく立たせるような細かいブレイクがフロウ一つ一つに合わせて散りばめられてる。NAS NAS で、そのトラックをウマく利用して自分のグルーヴを制御し、時にスキマを作り、時にテンポを落とし、メロディをつけたりして、緩急をつけたフロウを見せてくれる。結果、ボクが言いたいのは、このアルバムは傑作だ!
●この SALAAM REMI が3分の1以上のトラックを提供。白い悪鬼 EMINEM も彼特有のシンプルでそのシンプルさがそのままダークな狂気に聴こえるトラックを一つ提供。客演陣は、弟のグループ BRAVEHEARTS、奥さんの KELIS。ALISIA KEYS との共演曲「WORRIOR SONG」は彼女自身の作曲。意外なほどタフなトラックだぜ。で彼女のコーラスも実にタフ。ALISIA 見直した。ベートーベン「エリーゼのために」の大ネタ使いはご愛嬌?ヒットしちゃったらしいけど。
●そして聴き所は 2PAC の遺作音源で構成した疑似デュエット「THUGZ MANSION (N.Y.)」。つーか 2PAC の既存曲「THUGZ MANSION」をリミックスしたようなモノかな。メランコリックなアコギだけで組まれたトラックは耳に爽やかで、J.PHOENIX なる人物のコーラスも淡く響く。感涙モノ。
●ちなみに、内ジャケにはこの年がんで亡くなった実のお母さんの写真が。とっても美人さん。R.I.P.。ブラックパンサー党のマネっこもしてます。

ところで、JAY-Z とのビーフはどうなったって?
●執拗な JAY-Z の口撃に対して、NAS は粋なやり方で決着をつけた。このアルバム収録曲「LAST REAL NIGGA ALIVE」で、自分と JAY-Z を映画「スカーフェイス」(監督:ブライアン・デ・パルマ、主演:アル・パチーノ)の登場人物になぞらえ、この名画に敬意を表しつつこの抗争を表現した。キューバからの不法滞在者トニー・モンタナが、コカイン密輸で巨大なギャング組織を作り栄華を極めつつも、最後には壮絶な最後を遂げるこの映画。ヒップホップの生き様を象徴してるが故に、黒人さんにはカルト的な支持を持つこの作品、絶対見ないとダメよ。この鮮やかな表現が功を奏したのか、この後ビーフは沈静化していく。

スカーフェイス ― コレクターズ・エディションスカーフェイス ― コレクターズ・エディション
(2002/04/19)
アル・パチーノ

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2枚組の NAS。ファンクが濃くて胃もたれ寸前。


Street's DiscipleStreet's Disciple
(2004/11/29)
Nas

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「STREET'S DISCIPLE」2004年
「STREET'S DISCIPLE(訳して『路上の使徒』)」。このフレーズは、NAS のキャリアの原点になった客演曲 MAIN SOURCE「LIVE AT B.B.Q.」で彼が最初に放った言葉。「ダ・ヴィンチ・コード」で有名になった「最後の晩餐」を連想させるジャケ。本来質素なあの絵に比べてシャンパンの数が多過ぎますが。カミサマ志向強過ぎなんですけど。で、さすがに二枚組。聴くのにも気合いが入ります。
で、イキナリですが、ビートがファット過ぎます。基本は SALAAM REMI、そして前作ではハブにされてた L.E.S. が EXEC.PROD にクレジットされて、ウンとブットいビートをカマしてきます。イントロ明け一曲目の L.E.S.、2曲目の SALAAM REMI 制作曲ですでに血中ファンク濃度が脳溢血寸前まで高まります。NAS のラップもビートにウマく寄り添い実にファンクに機能します。
●でもまず最初の聴きドコロは Q-TIP (ex. A TRIBE CALLED QUEST)制作の「AMERICAN WAY」。コーラスは「サンダービッチ」 の異名を持つ NAS の奥さん KELIS。ファ〜ンク。ブットい四ツ打ちのデカい柱の間をクールにすり抜ける NAS のマイク捌き。ダルなコーラスがファンクなシズル感を4割増。
L.E.S. が腕を上げてるんだよな〜。「DICIPLE」も分かり易いアクセントと、プロレスラーがマットの感触を確かめるように受け身をとってみせるような、ドカッドカッとしたビートを組んでくる。そんなんで8曲も担当してる。「REST OF MY LIFE」では変則ビートで微妙なツッカえ感を演出しつつ AMERIE をコーラスに召喚。CHIC 使いのヒットシングル「JUST A MOMENT」はボク的にはまあまあ…。でも一枚目を締めくくる「REASON」、2枚目を締めくくる「ME & YOU (DEDICATED TO DESTINY)」は湿り気タップリの女性ボーカルのフィーチャーでネットリグッドです。
●ほんで、本命はやっぱ SALAAM REMI ですわ。さすが「ザ・カメレオン」、変幻自在のテクニックで様々なアイディアを繰り出してくる。「SEKOU STORY」はオーソドックスな高速ヒップホップと思いきや、途中でイキナリテンポダウンして JB一派のファンク猛女 LYN COLLINS(名曲「ROCK ME AGAIN AND AGAIN AND AGAIN AND AGAIN AND AGAIN AND AGAIN」!)のサンプルでねちっこいR&Bに変貌する。アルバムタイトル曲「STREET'S DISCIPLE」ではチェロ生弾きループの不協和音でアタマが揺さぶられる。「VIRGO」ではみんなダイスキ HUMAN BEAT BOXIN' の人気者 DOUG E. FRESH がブッ!ブッ!ブッ!と味のあるビートをマイクに吹き込んでます〜。スピーカーからダグのツバが吹き出てきそうなロウな録音。「NO ONE ELSE IN THE ROOM」MAXWELL の透明感ある高音コーラスを翼にして飛翔するハイテンポファンク。THE HITMEN 関係者 CHUCKY THOMPSON(今回この人なにげに6曲も関与してます)とともに完全ヒップホップバンド仕様で構成。続く「BRIDGING THE GAP」NASパパの OLU DARA さんが全面参加、泥臭いブルースのニオイがプンプンするハーモニカやトランペット、リードギターまで弾いてる。オッサン臭いラップもしてるかな?やっぱ SALAAM REMI全部自分でドラム、ベース、ギターなど大方の楽器を演奏できるし、バンド(ホーン隊からクラリネット、フルート、チェロまで)をコーディネートして生ファンクでトラックを作るのが強いよね。それだけ表現の幅も広いし、とにかくファンキー。このアルバムでますますSALAAM のファンになっちゃった。
●そんでその SALAAM にサンプラーの使い方を教えてもらった NAS 自身も2曲制作。BASTA RHYMES を連れてきた二枚目のドアタマ「SUICIDE BOUNCE」は自殺寸前の緊張感をオーケストラのサンプルで煽りながら高速でラップするクールな逸品。鮮やかだわ。もう一曲は敬愛する伝説のN.Y.ラッパー RAKIM の伝記を勝手にラップする「U.B.R.(UNAUTHORIZED BIOGRAPHY OF RAKIM)」。硬質でストイックなビート作り。


でさあ、結局JAY-Z とのビーフはどー決着したわけよ?
JAY-Z はしばしば引退発言して業界を驚かすオトコなのは皆さんご承知ですが、一番本格的な引退宣言だった2003年「THE BLACK ALBUM」のリリースの後(この後 JAY-Z は確かに客演はすれど自分名義のリリースは2006年までしなかった)、一気に態度が軟化し(半ば隠居気分?)インタビューでも NAS への敬意を表する発言をするようになった。NAS も同様で、お互いが批評しあい切磋琢磨し商業的成功へと助け合うべきだという論調ができた。1996〜1997年、2PAC THE NOTORIOUS B.I.G. が相次いで殺された悲劇のビーフと違い、ある種のプロモーション手段としてのビーフという認識が今の業界の常識になった。
おいおい、ちょっと待てよ、ビーフはデキ勝負の宣伝戦略かよ?…とお思いの方もいるかもしれない。でもプロレスってある意味「アングル」として勝負の道筋が決まってるじゃん。でもリングの上でカラダブツケ合ってんのはホンモノだよね。それと同じかな。自分のラップでケンカを売るのもイイが、ケンカを買う方も自分のラップでやり返しな!そこでギャングを使って殺し合うのはナシだっつーこと。プロレスラーや格闘家がリングの外で殺し合いしないでしょ(亀田兄弟はビミョー寸前だけど)。
●そんでですね、2005年、JAY-Z「オレ様には誰一人好き勝手なコトは言わせないぜー!」とか言って客を煽ってたクセして、スペシャルゲストでステージに NAS を上げ、共演しちゃうのだ。コレにてこのビーフには終止符が正式に打たれた。
●おまけに商魂逞しい JAY-Z は当時自分がCEOを務めてた DEF JAM RECORDINGS NAS を契約させる。なんと NAS の新譜は、5年ほどもいがみ合ったライバルのレーベルからリリースされることになったのだ。


ヒップホップは死んだのかな?いや、アメリカが死んでいる。


Hip Hop Is DeadHip Hop Is Dead
(2006/12/19)
Nas

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「HIP HOP IS DEAD」2006年
「ヒップホップは死んだ」。これまたセンセーショナルなタイトルだ。このタイトルを巡って様々な議論が起こった。英語版 WIKI にまた興味深い事が書いてある。NAS がとあるインタビューに答えた言葉だ。「...基本的にアメリカが死んでいる。コレは政治のハナシじゃない。音楽が死んでいる。オレたちの考え方が死んでいる。商売の仕方が死んでいる。この社会の中の全てで進行している。オレたちにとって国と言える場所で起こっている事だ…」
「音楽が死んでいる」。コレに反応したのがサウス系のヒップホップの連中だ。NAS は要するにオレらのクランクやスナップ系のチープなビート感覚にケチをつけてるんだと。一方でN.Y.を中心に NAS を支援する声も。常に議論を呼ぶ男、NAS
●とか言って、ヒップホップ最大のレーベル DEF JAM からのリリースということで、ぶっちゃけ内容はドメジャー路線の時代に逆戻りしたっぽい感触。L.E.S. SALAAM REMI の存在感は後退して、00年代スクールのクリエイター、SCOTT STORCH、WILL.I.AM(BLACK EYED PEAS)、KANYE WEST、ノルウェー人トラックメイカー STARGATE などが投入されてる。あ、DR.DRE のオッサンも参加。うーむ金に糸目を付けない JAY-Z らしいやり方だ。そんでうとう長年の宿敵 JAY-Z NAS の共演が果たされる。この曲「BLACK REPUBLICAN」、心なしか二人のラップも気合い入って聴こえます。

●さて、聴き所。SALAAM REMI にしっかり心を奪われたボクは、彼と NAS の共同制作「WHERE ARE THEY NOW」にまずシビレル。JAMES BROWN のファンクビートを骨格に使ったミドルスクール風味とも言えるスピード感溢れるトラックに腰が動く。
●表題曲「HIP HOP IS DEAD」WILL.I.AM の制作。BLACK EYED PEAS で確立されてるクロスオーバー的なヒップホップ感覚(ロック感もあればファンク感も兼ね揃えるダンスミュージック)を大々的に導入。DEF JAM の秘蔵ッ娘 CHRISETTE MICHELE をフィーチャーした「CAN'T FORGET ABOUT YOU」ではなんと NAT KING COLE の激有名曲「UNFORGETTABLE」の大ネタ使い。つーか、最後は NAT KING COLEたった一人で朗々と歌ってますがな。ここだけ聴くとCD間違えたのかと思うわ。
KANYE WEST もエエ仕事してまっせ。「STILL DREAMING」では自分でリードのヴァースを預かって、CHRISETTE MICHELE のクールなコーラスを温もり持たせて漂わす。「LET THERE BE LIGHT」では生ドラム採用でスネア捌きをホットにしたトラックに、TRE WILLIAM なる男性シンガーを招集して、男汁が滴り落ちるソウルチューンを編み出す。うーんたまらん。
THE ROOTS のピアニストからトラックメイカーに転身した SCOTT STORCH、その手堅い仕事に人気も高いが、スンゲえアイディアのある人じゃない。提供曲「PLAY ON PLAYA」では客演に犬将軍 SNOOP DOGG をお招き。MARVIN GAYE をサンプルしたトラックと、この唯一無二のフロウを持つゲストで確かな逸品に仕上げました。


一方、この時期には N.Y. に新たな勢力も台頭。50 CENT 率いる G-UNIT である。
●銃弾を全身に浴びながら生き残った元ドラッグディーラー 50 CENTN.Y. に新しいマッチョイズムとギャングスタスタイルを導入、シーンの中心に躍り出た。LLOYD BANKS、TONY YAYO、YOUNG BUCK を舎弟にして、既存勢力を口撃。IRV GOTTI 率いる THE INCJA RULE など)をディスりまくり、CAM'RON JIM JONES DIPSET クルー、FAT JOE TERROR SQUAD にも挑戦。NAS & KELIS 夫妻にもケンカをふっかけてきた。仲間内であった THE GAME との内紛も有名で、実に戦闘的な連中だ。かつては NAS との共演もあった MOBB DEEP は敢えて G の軍門に下り、NAS との関係を絶った。次なる抗争の始まりだ。「HIP HOP IS DEAD」では既に THE GAME をゲストに呼んでる戦略家の NAS。ヒップホップゲームは、常に下克上、盛者必衰の世界。その中で長年サヴァイブするのは実力と戦略。NAS は今年 DEF JAM からの第二弾アルバムを準備。ヒップホップはまだ死んでない。



●今日はポカポカ。晴れているウチに干しとかないと。昼間、スズナリのスナックの前で。

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●病気で元々うまく眠れないってのもあるんだけど、どんどん生活が夜型になってて、ホントにニートくさくなってきた。ヤバいと思って半年ぶりに美容院に行った。「また限界まで伸ばしましたね〜」と美容師のオネエサン。で、髪の毛切られている間、爆睡してしまった。もう自分がいつ眠いんだか予想がつかない。

今日も外でお茶飲んで、読書して過ごした。
●あのロックマンガ・ハロルド作石「BECK」、連載でとうとう完結したみたいね!出たばっかの33巻はまだ完結編ではないけど、もう頂点登り詰めて、エピローグって雰囲気なんだけど。

BECK volume33 (33) (KCデラックス)BECK volume33 (33) (KCデラックス)
(2008/06/17)
ハロルド作石

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●コユキ、お疲れ。



ディエンビエンフー 3 (3) (IKKI COMICS) (IKKI COMICS)ディエンビエンフー 3 (3) (IKKI COMICS) (IKKI COMICS)
(2008/05/30)
西島 大介

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●もう一冊マンガ、西島大介「ディエンビエンフー」3巻。1965年、アメリカ軍、北ベトナムの正規部隊と初めての激突。ビートルズが狂騒にまみれてた頃、東南アジアのこの国では果てのない戦争がとうとう本格化する。西島大介の超チャーミングな画風が、人間がヘリコプターのプロペラでミンチにされる瞬間とかを、カラリとサラリと描くこのギャップが、この作品の一番の読みドコロ。うーん、レゴブロックの人形の首が取れるよりも、もっともっと簡単に人がバラバラになって死んでいく。


●小雨の降る日。携帯のカメラで、湿り気がすくい採れるか、実験してみました。

雨の日

雨の日2


●横浜の病院は、クソ遠いけど、道端にハッとする発見がある。気に入った。

メル友ヨーコさんからナイスな写真をメールでもらったんで掲載しちゃいます。

電車の中

●どんだけ辛いことがあったら、こんなことになるんだろう? そしてオンナノコに笑われちゃうなんて…。



今日もヒップホップの話。 NAS は謎。
NAS という N.Y. のラッパーがスゴいっつーのは何となく分かる。しかし、そのホントのスゴさはボクには理解するのは難しい。ボクは耳から音楽を聴くタイプなので、英語を理解できない段階でリリシストとしての彼の実力は全然わかんないのよね。だから、ずーっと評価を保留してたアーティストなんだなー。イイともワルいとも言えず。でも全部アルバムは持っている……。オマエ分かんないなら買うのも聴くのもヤメろよ!と自分ツッコミ。
でも最近、1996年前後の「微妙スクール」時代に起こったヒップホップ業界の体質変化を考えてる中で、NAS は、もしかして NAS だけが、その立場を変えずにサヴァイブしてる男なんじゃないか、そんで今だにヒップホップゲームの最前線を文字通りマイク一本で切り開いてるじゃないかと思いついた。スゴいよなーソレって。だから、今、まとめて全部聴く。


●NAS デビュー。


IllmaticIllmatic
(1994/04/21)
Nas

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「ILLMATIC」1994年
N.Y.はヒップホップ誕生の地であり、常にシーンを牽引する役目を担う宿命を負わされた街だ。オールドスクールの偉人たちも RUN DMCPUBLIC ENEMYKRS-ONE BOOGIE TOWN PRODUCTIONMARLEY MARL 率いる JUICE CREWBEASTIE BOYS 達までもがこの街から最新型のヒップホップを発信した。80年代が終わるまで N.Y. はヒップホップの首都だった。
●オールドスクールの時代、ミドルスクールの時代を経て、1989年に DE LA SOUL がデビュー。彼らのクルー「NATIVR TONGUE」A TRIBE CALLED QUEST、THE JUNGLE BROTHERS などなど)が中心になったニュースクール運動も。90年代初めに大きな輝きを放った。BRAND NUBIAN、LEADER OF THE NEW SCHOOL (BASTA RHYMES が所属してた)、DIGGIN' IN THE CRATES一派、そして GANGSTARR が登場した。
………。そんで、1994年。N.Y. は冷えていた。1993年に LA から発射された DR.DRE「THE CLONIC」 G-FUNK が、孤高であったはずの N.Y. をその高みから引きずり落とした。明らかにウエッサイの G-FUNK に時代は注目した。懐かしささえ漂うディスコファンクのマナーに則ったトラックに乗り、目を覆いたくなるようなゲットーの犯罪的日常と差別的発言を露悪的に喋りたてる西のチンピラが、全ての話題をかっさらっていった。おまけに1994年、あの SNOOP DOGGY DOGG がデビューする。
NAS の登場は、こうしたアゲインストな状況の環境での出来事だった。西のギャングスタに対抗するため、劣勢に立たされていた N.Y. の叡智の全てがココに結集している。トラックメイカーには GANGSTARR の生きた伝説 DJ PREMIER、CL SMOOTH と組んでいたDJ PETE ROCK、A TRIBE CALLED QUEST のフロントマン Q-TIP、そして MAIN SOURCE のビートメーカー LARGE PROFESSOR。デビュー前の若き NASMAIN SOURC「LIVE AT B.B.Q.」に客演してたのがラージ教授との縁とか。この曲もはや大クラシックですけど。EXEC.PROD には、3RD BASSMC SERCH が!(←裏ビースティ的存在の白人ラッパー。コイツらイケルよ)ちなみにNAS親父のトランペット奏者 OLU DARA さんも参加。
●トラックを埋め尽くす言葉の奔流と、ザラついた声の質感は、たしかに21歳とは思えない貫禄。洋盤で買ったボクには意味の分からない(リリックはライナーになし)ラップの内容は、今もって謎だ。しかし、この頃の N.Y. が目指していたドープなトラックの美学の結晶は確かにココに煌めいている。選び込まれたスネアとキックとサンプルで、百万回聴いても聴き飽きないループを組む美学。確かに地味。しかし良心的なマニアの耳は彼のサウンドに震撼したのだった。


「微妙スクール」下の NAS。


It Was WrittenIt Was Written
(1996/07/04)
Nas

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「IT WAS WRITTEN」1996年
●前回のジャケの子供が、立派な青年に成長しました。さて、時代は1996年。PUFF DADDYTHE NOTORIOUS B.I.G. の商売が世の中で注目を集める「微妙スクール」において、NASもトラックメイキングをメジャーに切り替える。TRACKMASTERS の登用だ。
POKE & TONE の二人組チーム TRACKMASTERS は N.Y. で90年代初頭からトラック制作業を営んでいた連中だが、PUFF DADDY にフックアップされたのがブレイクのキッカケ。THE NOTORIOUS B.I.G. のデビュー作や MARY J. BLIGE、L.L. COOL J を手がけ一気にメジャー街道を駆け上がる。彼らにとっても NAS との仕事は大きな成果となり、その後 WILL SMITH、NOREAGA、DESTENY'S CHILD、R.KELLY、JAY-Z などと組むトッププロデューサーになってしまうのだ。
●イントロ明けから、いきなり出てくるのが STING の大ネタ使い。その次の曲で EURYTHMICS の一節を拝借。まさにメジャー路線だ。N.Y. のマニアック純粋主義から離れたトラックに、辛い意見も出たが結果は大ヒット。NAS の商業的立場を確立する。最後の曲「IF I RULED THE WORLD (IMAGINE THAT)」LAURYN HILL のコーラスも交えてとってもポップ。
●他の布陣は前作からのつながりで DJ PREMIERが一曲。西から巨匠 DR.DRE も召喚。N.Y. の先輩格 MOBB DEEP HAVOC が2曲。DRE のトラックは煙たいし、HAVOC のトラックはハードだよ。
●このアルバムのライナーには英語のリリックが全文掲載されてたけど、とても読む気になれませーん。だって聴きながら目で追おうにも、ラップが早過ぎてドコ歌ってんだが分かんないほどなんだもん。メジャーで分かり易いトラックでありながら、フロウの乗せ方は複雑奇怪で文章とはリンクできない!凄まじいほどのラップ達者って事はもう十分分かった。
●メジャー路線が功を奏したか、セールス的には大ヒット。地味でストイックな1stが50万枚程度のヒットだったのに対し、今回は一気に300万も売れちゃった。


世紀末の NAS。2枚連続リリース。


I Am...I Am...
(1999/04/06)
Nas

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「I AM...」1999年
●顔面ジャケシリーズ第三弾にして、コレはねーんじゃねーの?的なツタンカーメン面。「オレは...」に続く言葉は、「ファラオで生まれながらの王である!」ってコトかしら。NAS、前作がバカ売れで多少図にのりました?
●制作陣は TRACKMASTERS 関連で4曲。その内の「HATE ME NOW feat. PUFF DADDY」が大ヒット。「憎いならオレを憎め!でもオレを止める事は出来ない!」周辺からヤツはセルアウトしたとの批判も集まったが、セレブに成り上がったコトに居直って、成り上がるに足る自分の実力を誇示する。あの社長さんと一緒にね。そして「WE WILL SURVIVE」BIGGIE と 2PAC に捧げたこの曲の中で、その後にのし上がったラッパーへチクリと皮肉を込めた。つまりは JAY-Z のコトですが。BIGGIE 亡き後誰が N.Y. を仕切るか的な意地の張り合い?コレが火種になって2005年まで二人の間でビーフが繰り広げられるコトになる。
TIMBALAND AALIYAH を連れて参戦してくれた。フューチャリスティックな彼のトラックに、AALIYAH のクールなコーラスは似合ってる。客演は他にメジャーデビューしたばかりの狂犬 DMX、南部の大将 SCARFACE。DJ PREMIER は2曲提供。「NAS IS LIKE」の曲最後の極上スクラッチを堪能せよ。
●あと、L.E.S.ってプロデューサーが5曲も関わってるんだよね。彼一枚目からちょっとづつ参加してるヤツで、実は NAS の近しい友達なのかな…?徐々に彼の仕事の比重が大きくなってく。そんで出来も悪くないんですよ。


NastradamusNastradamus
(1999/11/25)
Nas

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「NASTRADAMUS」1999年
NAS はこの年2枚アルバム出すのよ。世紀末だからか? しかもナストラダムスだって!もうこの年で有効期限が切れるあの予言者をモジリました。顔面ジャケシリーズも隠者風のフードを深くかぶって予言者っぽく。どこまでマジなんですか?笑って欲しいんですか?ツッコンで欲しいんですか?
●制作の中心は、前述の L.E.S.。5曲提供。相変わらずどなた様か不明だが、常に NAS の背後にこの男の影がある。この頃から色んなトコロの仕事も受けるようになったみたいで、N.O.R.E.、BIG PUNISHER、FLIPMODE SQUAD とかを手がけているそうな。キャッチーながら下世話にならない彼のセンスは NAS には大切かも。JAMES BROWN、FRED WESLEY、OHIO PLAYER、THE STYLISTICS などからサンプルしてくる。TOTO「AFRICA」使いはビックリしたけど!ナストラダムスの大予言は、このTOTO「NEW WORLD」で、やっぱ地球は滅びないんじゃン的なオチ。
●でも NAS は明らかにどんどん聴き易くなってる。RON ISLEY の朗々としたボーカルをフィーチャーしたり、TIMBALAND に一番弟子シンガー GINUWINE を連れてきてもらったり、実弟がメンバーにいる BRAVEHEARTS を使ってみたり。DJ PREMIER も切れのイイトラックを提供。MOBB DEEP もハードに決めてくれた。そして、DAME GREASE というビートメーカーが四曲制作。彼は DMX 付きのプロデューサーだってさ。


JAY-Z とのビーフが加熱しまくる。


StillmaticStillmatic
(2001/12/19)
Nas

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「STILLMATIC」2001年
顔面ジャケ路線、やっとヤメてくれたね。安心したよ。世紀を跨いでもまだイルまくってるらしいね、NAS くん。うーんでも正直このアルバムは制作陣がバラバラで音の統一性がないもんだから焦点がぼやけてピンと来ない。それなりの水準は満たすけど。
●久しぶりの LARGE PRFESSOR、最後のトラック提供になる DJ PREMIER、旧知の参謀 L.E.S.、PUFF DADDY んトコのトラック工房 THE HITMEN もクレジットに見える。TRACKMASTERS は、TEARS FOR FEARS「EVERYBODY WANTS TO RULE THE WORLD」の大ネタ使いで激キャッチー。コーラスを無名だった AMERIE に取らせてる。あとは無名さんでわかんない。
●ポイントは、NAS 自身が俺プロデュースを始めた事。ワリとシンプルで渋いです。THE HITMEN と共作した「ONE MIC」が聴きドコロ。あともう一曲くらいやってる。
そしてもう一点は SALAAM REMI と仕事を始めた事。この男はヒップホップの枠を超えて音楽をクリエイトするジャンル越境型のプロデューサーで、コレ以降の NAS の重要な参謀の一人になる。SALAAM はレゲエもやれれば UKガラージもやるし、THE FUGEES「THE SCORE」にも AMY WINEHOUSE にも関わってるからね。彼の制作曲「WHAT GOES AROUND」は全部 SALAAM REMI の手弾き。ドラム、ベース、ギター、フェンダーローズまで全部こなす。カッコいいッス。


さてこのアルバムで JAY-Z とのビーフ合戦はよりヒートする。
●…らしいけど、ナニ言ってるか分かんないから内容はよく分からん。コレに関する WIKIPEDIA 英語版を一生懸命読んでコトの次第を追ってみる。くれぐれも英語ダメだから、誤読誤解はご勘弁!そこんとこヨロシク。

コトの始めは、BIGGIE こと THE NOTORIOUS B.I.G. が東西抗争の果てに殺されちゃったこと。
●1997年、N.Y.において絶対のカリスマを放っていた BIGGIE が射殺された後、その後継者の跡に誰が座るのか、ってのが諍いの始まり。JAY-Z は早速この年に自曲の中で「誰が最高のMCか?ビギー、ジェイ、またはナズ?」とか言って一応先輩格(でも年齢は下)の NAS をちっとは立てていた。でもその一方で空位となった N.Y. の帝王の座には意欲満々で、BIGGIE の未発表音源を使ってコラボ曲を発表するなど、露骨にこの街の頂点を狙ってた。だってこのコラボ曲のタイトル「THE CITY IS MINE」だもん。
●一方 NAS はセールスでは歯が立たないけど実力では間違いない立場。1999年「I AM...」(ファラオ顔)の中で、東西抗争の死者2人のラッパーに捧ぐ形で、ヤンワリと JAY-Z を皮肉る。「キミの名前を虚しく使って、自分が N.Y. のキングだと連中が喚いてるよ…」的な感じに。BIGGIE の遺産で王座をせしめる JAY-Z にチクリと一刺ししたわけよ。
●コレに対し JAY-Z の配下 MEMPHIS BLEEK が NAS に噛み付くなど。代理抗争てす。そして正面激突するのがこの「STILLMATIC」の頃というわけだ。


2001年、JAY-Z「THE BLUEPRINT」の攻撃。

The BlueprintThe Blueprint
(2001/09/11)
Jay-Z

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「STILLMANIC」に先行してリリースされた JAY-Z のこのアルバムからカットされたシングル「TAKE OVER」にこんなリリックがあるそうな。あくまでザックリ雰囲気だけの意訳ね。「オマエ、脳ミソ使えよ! 10年業界でやってるっつーけど、オレは5年でココまで来たぜ。誰かナズを賢くしてやれ!10年かけてアルバム4枚かオマエよ?オレは最高のモンをサバイて来たぜ、2倍のペースで。ソレが当然。最高ってのは「ILLMATIC」のコト、でも10年でそれ一発だけだろ。このウスノロ!オマエのフロウも変えちまえ!オマエのラップはゴミ!知恵つけろ!」
●あげく、NAS の元彼女(娘も生んでる女性)と寝ちゃったヨン♥的なほのめかしてる。大人げないねー!(NAS は対抗してこの元彼女の娘 DESTINY ちゃんを EXEC.PROD にクレジットしてる)ココまでコテンパンじゃ NAS のキャリアもオシマイね的な評価まで出て来て、かなりピンチな状況に陥る。

「STILLMATIC」の「ETHER」という曲でNAS は猛反撃。
「昔のジェイは、オレに憧れてた若造だったのに……でもヤツは女性蔑視主義者。ビギーのリリックをかすめ取って彼の遺産を私利私欲に使ってる。そんなやり方でカッコつけてアーティスト気取りだぜ。2PAC のボーカルサンプルで『ファック JAY-Z ファック JAY-Z』……大まかには多分こんなことを言ってる、そしてオレこそが真の BIGGIE の後継者だと宣言するのだ。
●一方この後も、ラジオ番組のフリースタイルや雑誌のインタビューの至る所で JAY-Z NAS 批判を繰り返す。なぜか JAY-Z のお母さんが「アンタ、キチンとナズ君とご家族に謝んなさい!」と表明する珍事も。さらに JAY-Z のレーベルメイトである CAM'RON が傲然と叛旗を翻して NAS 擁護にまわり、自分の一派 DIPSET を率いて JAY-Z 批判を始める始末。
JAY-Z は凝りもせず次作「THE BLUEPRINT 2 - THE GIFT & THE CURSE」でもディスを展開する。「オレはヤツより稼いでるが、商業主義だ物質主義だと批判される筋合いはない。ヤツだって十分商業主義や物質主義、女性蔑視のことを別の曲でラップしてる偽善者だ。今度はオレの母ちゃんオマエを守っちゃくれないぜ…」


泥沼化するビーフ合戦、そして21世紀型サウンド新機軸。これからも NAS から目が離せない。でも、その後の3枚分のアルバムについては後日にて。今日は一旦ココでブレイク。




●じめじめ。

あじさい


●調子が悪くなると思いきや、そんなに悪くない。今日はマンションの理事会ボクはエラい理事長さまだぜ!)で3時間のロングディスカッション。マンション共用部分の塗装改修計画とか、子供用自転車専用駐輪スペースの設置とか、空調温度や街灯点灯時間の見直しと節電計画(エコ!)とか、ネコのフン害対策ネットの設置とか、生活騒音のトラブルとか、ガス漏れ探知機の取替え作業見積もりとか、漏電の危険がある箇所の調査とか……。やりきったぜ。この程度の事務的ロングトークはイケルんだけどなあ…。それでもまだボクは病気なのかなあ。


ヒヨコの名言。カメさんパン食べるにあたって。

かめぱん


「ヒヨコ、メつぶってたべる!メあけてたら、カワイそうでたべれない」
ヒヨコの名言その2。スキヤキの熱い豆腐を飲み込んで。
「ふー、ヒヨコのオナカがフルフルするよ!あっちゅくて、あっちゅくて!」


ノマド、歯が抜けた。

ハが抜けた

●今週で二本も抜けたよ。大事に宝物にしてる。絵日記にも大々的に報告してある。

歯が抜けた

「6月13日→ついに!はがぬけた!(1っぽんめ)」「6月19日 ついに→ままがぐらぐらのはお(訳注:を)たおしてぬいてくれた。(2ほんめ いっぽんめ)」
●下の前歯の真ん中が揃って抜けたわけです。わりとケロッと抜かれたモンです。もっと嫌がったり痛がったりするもんと思ってた。クラスの仲間では「何本歯が抜けたか」が一つのステータスになってる気配あり。


ノマド「ハチワンダイバー」に夢中。
●CXの深夜ドラマ「ハチワンダイバー」がノマドとボクの間で実にホットだ。昨日録画で先週の「ハチワン」見せたら早速今朝挑戦してきやがった。ヤツは穴熊囲い。ボクはドラマの登場人物「2こ神さん」得意の陣形・雁木の構え。つーか、このドラマで覚えました。ドラマの主人公が「ダイブ!」と叫んで将棋盤の中、深い海の底へと潜り込む瞬間が、ノマドには戦隊モノの必殺ワザと同じに映るようで、「ダイブ」の結果読み切った戦術で敵に一泡吹かせる主人公が完全にヒーローに見えてるみたい。
●結果、公文の宿題で煮詰まってイヤイヤモードになってるノマドに、「ノマド、公文の宿題にダイブしろ!そうすれば全てが見える!」とか言うと効果覿面。「はー!」とか深呼吸して、宿題に集中できるようになった。非常に教育上望ましいドラマだ。……ダイブに失敗して号泣しながら宿題してる場面もあるけど。
●今週の「ハチワン」は主人公が、「アキバの受け師」さんメイドバージョンの巨乳にムニムニした結果、激ヨワになってしまったらしい。今日ノマドがボクに負けたのは気持ちイイおフトンにムニムニした結果だと、ヤツは分析している。

●もう一つのお気に入りドラマ、テレ朝「キミ犯人じゃないよね」は、個人的にはかなり盛り上がってたのに、最終回がショボかった…。コレじゃ「帰ってきた時効警察」みたいに帰って来れないような気がする…。



気をつけろ!N*E*R*D はロックバンドだぞ!

Seeing SoundsSeeing Sounds
(2008/06/10)
N.E.R.D.

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N*E*R*D「SEEING SOUND」2008年
●出たぞ新譜!普段は激安ワゴン買いのボクが躊躇なく日本盤で購入!00年代を代表するヒップホップサウンドメイカー THE NEPTUNES の、自分たち自身のパフォーマンスユニット、それがこの N*E*R*D だ。一応3枚目となる今作。やっぱブッ飛びました。
THE NEPTUNES がスキマの多い金属質なトラックを作る連中だからといって、そんな音を予想すると裏切られる。THE NEPTUNES +トモダチ1人の三人組 N*E*R*D のサウンドは、もっともっと生々しくもっと音楽的で、メロディアスなウタものだ。そんでバンドサウンドだ!

ヤツらのバンドサウンドへのコダワリはハンパじゃない。
N*E*R*D のファースト「IN SEARCH OF ...」2種類ある。コレ気をつけて下さい、あなたのお持ちのCDは果たして2枚のウチのドッチか? 最初に作った「IN SEARCH OF ...」はヒップホップ的な手法で作った打ち込み主体のアルバム。完成したものの、連中は出来上がりに不満でお蔵入りにした!このヒップホップ盤はヨーロッパ/日本方面ではじわっと2001年にリリースされたが、正式リリースは中止。
●そんでアイツらは、自分のレーベルに所属するロックバンド SKYMOB を招集し、「IN SEARCH OF ...」全部バンドサウンドでレコーディングし直す。曲順がチョイ違う程度で収録曲はほぼ一緒。コレが正式盤として2002年全世界発売される。日本でもジャケ微妙違いでリリース。だから日本には「IN SEARCH OF ...」は2枚あるワケ。ボクはもち2枚買ってます。で、2枚とも超カッコいい。

そんくらいの根性なので、THE NEPTUNES のノリよりもずっと分厚いんですよ、音が!
●ドラムも生で叩いてるか、またはホントに叩いているかのようなライブ感。ベースもブリブリに強調されてて、ギターだってガリッと鳴りますよ。招集メンツはまた SKYMOB。そんでプロデュース仕事で知り合った THE HIVES のメンバーまで!CHAD HUGO 自身もキーボード弾きまくってる。
●そんで、歌う。客演仕事でハナウタファルセットを飄々とやってる PHARRELL じゃない。ミクスチャーロックのシンガーとして、ラップにメロをつけて緩急つけたウタが聴ける。時に強く、時にソウルフルに。でもねミクスチャーのレベルが別格過ぎて比較できるバンドがいません。誰も着いて来れない。あ、ボーナストラックには KANYE WEST LUPE FIASCO が参加。LUPE はね、スゴいっす。コレは後日語ります。

一方で、「ボルチモアブレイクス」の影響は明白だ。
●UKガラージ/グライム以降のビート実験がアメリカに伝播して盛り上がりつつあるアンダーグラウンドなダンスカルチャー「ボルチモアブレイクス(=B-MORE)」。SPANK ROCK などを始めとして大西洋を挟んでシーンを形成してる連中。メンバー自身がボルチモアへの関心興味影響をハッキリ認めてるし、確かにビートの密度感は時にギッシリでもう完全にドラムンベースじゃん!って瞬間も。バンド感とエレクトロ感のブレンド具合も実にナイス。そして決して複雑にならずあくまでポップ、キャッチーにまとめてるから全然ビビるコトはありません。ヤツらからは依然と目が離せない。